30 MINUTES FANTASY リーベルナイトの転売状況と再販について
プラモデル界の超新星、30mmシリーズの最新作である30 MINUTES FANTASYが2024年8月末に発売され、SNSでは大きな盛り上がりを見せているが、人気商品の陰で転売ヤーの暗躍は残念ながらいつもの光景となってしまった。今回は、30 MINUTES FANTASYの転売状況と今後の再販についてをまとめてみました。
30 MINUTES FANTASYとは何か?
30 MINUTES FANTASYとは、2019年に初登場した30MINUTES MISSIONSの派生プラモデル。FANTASYの名前通り、中世騎士や戦士、魔法使いと言ったRPGでおなじみのジョブをプラモデル化したものであり、30MINUTES MISSIONSと同じく非常に広い可動域と拡張セットを使い、高い拡張性を誇るのが特徴の30MMシリーズに於ける新ブランド。
第一弾であるリーベルナイトを皮切りに、9月には黒騎士風のローザンナイトを発売し、その後も新商品を続々と投入すると運営からはアナウンスされている。
人物のプラモデルと言えばFigure-rise Standardが有名であるが、30 MINUTES FANTASYはアニメなどの登場人物ではなく、完全オリジナルのものとなっており、雰囲気は30MINUTES MISSIONSのマクシオン軍の機体に近い。
30 MINUTES FANTASYの転売状況
「SISTERS」が発売された当初は、当然のごとく転売対象となってしまい、フリマサイトで高額出品されているのを見かけるだけで、店頭では全く買えないという状況が1年近くも続いた事は記憶に新しいだろう。転売ヤーの影響は非常に大きく、30MS=転売商材と言う悪印象が先行してしまったため、多くのファンが30MSシリーズから脱落してしまった。
新ブランドである「FANTASY」はどうだろうか?
結論から言ってしまうと、「FANTASY」の転売はフリマアプリで見かけるものの、出品数がそれほど多くは無く、マイフリ爆死事件の痛手もあるので慎重になっている様子でした。マイフリ転売騒動については下記記事を参照してください。
30 MINUTES FANTASYの再販タイミングについて
2024年10月、2024年12月にリーベルナイトの再販を予定しているとアナウンスされており、DMMではすでに予約が始まっている。予約については残念ながらすべて埋まっておりキャンセル待ちのみ出来る状況ではあるものの、ネット通販で再販があるという事は、リアル店舗でも再販されると予測され、2カ月に1回ペースの非常に速いスパンで市場にリーベルナイトを投入して来る様子。
「SISTERS」では転売ヤーによりブランドを汚され沢山のファンが離脱してしまった失敗は二度と繰り返さない、という運営側の強い意思が見受けられる。
余談だが、「SISTERS」はアイドルマスターやウマ娘など、人気ゲームとのコラボレーションでブランド力回復を図っている様子ではあるが、1年近くも購入させてもらえなかったというユーザーの怒りは大きく、いまいち盛り上がっていない。一度失った信用を取り戻す事は非常に難しく、「SISTERS」は今後よほど派手な動きが無い限り巻き返しは厳しいだろう。
ネット通販の限界
インターネットによる通販が当たり前となった現代、主に地方都市でリアル店舗は数を減らしてきているがここに来て通販の限界が見え隠れしている。件のリーベルナイトの場合、定価での予約はライバルが日本全土のためすぐに埋まってしまい、現在残っているのは原価の2倍近くの金額+送料1200円程度のものが主流であり、大手通販サイトではこのような「公式転売ヤー業者」が多数見受けられる。
そもそもネット通販に定価と言う概念は存在せず、通販業者の言い値で出品されることがほとんどであり、物価高や物流における人件費の高騰など、いくらでも言い訳が可能なのが現状である。
バンダイの公式ショップであるガンダムベースとそのサテライトショップがある東京や福岡、仙台などの都市は公式ショップに行けば30MFだろうがガンプラだろうが手に入る確率はぐっと上がるが、公式ショップの無い地方都市では商品入荷が乏しく割高な通販に頼らざるを得ないのが現状である。今後、地域格差はさらに大きくなることが予測されているので、リアル店舗での購入が主、ネット通販は補助、という原点回帰の流れが起きる可能性が高いだろう。
まとめ
リーベルナイトの再販は10月、12月と2カ月に1回のペースで行われることが判明しており、今回入手できなかった人も比較的短いスパンで購入の機会が与えられるので、次の機会を狙うのが良いだろう。懸念された転売もそれほど酷い状態ではなく、東京都内では直営店をメインにまだ在庫がある店舗も存在する。
バンダイの直営店がある地域は定価での購入できるチャンスに恵まれているが、直営店が存在しない地方都市はネット通販に頼らざるを得ず、それを狙う大手通販サイトに陣取る公式転売ヤーも台頭し始めている。業者側の目線から見ると、地方都市進出は通販の客を根こそぎ奪えるビジネスチャンスであり、今後はリアル店舗が主、通販は副、という原点回帰のような事が起きると管理人は予測します。
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