BB戦士No56 謙信頑駄無 素組みレビュー
再販の機会に多く恵まれた信玄頑駄無に対して、謙信頑駄無は長らく再販されず、幻のキットと呼ばれた時期があった。ランナー構成を見ると、メッキパーツが多いのは事実ではあるが、それほど特殊なパーツを使っているわけではないのになぜ再販されなかったのは謎となっている。
謙信頑駄無も近年ようやく再販され、ガンダムベースに行けば今現在でも手に入る。今回はそんな謙信頑駄無のレビューです。
【キット情報】
名前:謙信頑駄無
BB戦士No:56
登場作品:SD戦国伝 天と地と
モチーフ:Zガンダム
発売年:1990年6月
価格:400円
キャラクター紹介
闇皇帝との大戦終結後、武者頑駄無と同じく旅に出た男がいた。彼の名は武者精太頑駄無。
熾烈を極めた二代目頑駄無大将軍と闇皇帝の一騎打ちは常人の立ち入ることが出来るレベルではなく、結果として自分の目の前で仕えていた大名を犠牲にするという屈辱を味わう事となった。その悔しさから単身武者修行に出る事となる。
天地城落成記念式典に合わせて帰って来た武者精太頑駄無は、同じく修行の旅に出ていた武者頑駄無と再会。記念式典の目玉行事である模擬線で修業の成果を見せつけるべく、武者頑駄無に一騎打ちを挑む。すると、強烈な光が武者精太を包み、異世界の武将である上杉謙信の魂が憑依し謙信頑駄無となる。同じく武田信玄の魂が憑依し信玄頑駄無となった武者頑駄無との壮絶な一騎打ちを展開。
結果は引き分けではあったものの、心身共に強くなった武者精太頑駄無はその功績を認められ、二代目将頑駄無に就任する。
【家族】
父:武神頑駄無
パッケージアート、ランナー紹介
パッケージアートは軍神らしく刀を持ち構える姿が描かれている。
上杉謙信の名言「運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり」とは、運は天が決めるものだが、事前準備をすれば命を守る事は出来る。自ら動けば手柄を立てる事も可能、という意味。軍神と呼ばれた英雄らしい言葉ですね。
BB戦士Noは56。信玄頑駄無と同じく、映画「天と地と」とのコラボレーション企画となっているため、信玄頑駄無と同時期発売された。
箱を開けるとこんな感じ。シルバーのランナーが目立つ。
信玄頑駄無と違い、武者精太とは似ても似つかないランナー色となっている。
兜飾りは通常の上杉謙信のものと川中島バージョン、そして武者精太頑駄無のものがメッキパーツでつく豪華な内容。
説明書には作り方以外にも資料がしっかり載っている。むしろ資料がメイン。
軽装モード
まずは素立ちポーズ。シルバーとパールホワイトのコントラストが綺麗。
可動範囲はいつも通り。
背中には槍か剣を背負うことが出来る。
愛馬、緒羅四恩も付属。
鎧を装備させると一気に雰囲気が変わる。
信玄頑駄無は武者頑駄無代わりにすることが可能だが、武者精太と謙信頑駄無は別人と言って良いほど似ていないので武者精太として組むには無理がある。
兜飾りは川中島で使用したものと通常のもの。
武者精太頑駄無の兜飾りもつく。
謙信頑駄無
兜飾りを変えてもかっこいい!
刀もシルバーになっているので雰囲気がある。
劇中には登場しないが、キットとして騎乗モードのギミックも残っている。
銃を装備すると兜に干渉してしまうのは相変わらず。
こちらも劇中に登場しないが、ケンタウルススペシャルも可能。
騎乗やケンタウルススペシャルについては武者精太頑駄無のレビューを参照してください。
信玄頑駄無を持っていれば対決も可能。
越後の龍、信玄頑駄無、出る!!
「孤高の軍神、上杉謙信、参上!」
「謙信、勝負だ!!」
「いざ参る!!覚悟は良いな、甲斐の虎!」
戦国無双とかで良くある軍配で槍を受けるシーン。
「剣を抜け!最後の勝負だ。」
龍虎激突!
「また引き分けか。相変わらずやるな、信玄。」
「おぬしもな、謙信。」
緒羅四恩!!
「さらばだ、甲斐の虎!また会おうぞ。」
まとめ
謙信頑駄無は武者精太頑駄無のリデコキットではあるものの、ランナー色がシルバーとパールホワイトという独特なカラーに変わっている上に目つきも武者精太とはまるで違うので別キットと言っても過言ではない。
「天と地と」編は風林火山編のプロローグとして重要なストーリーなので、大人になった今だからこそもう一度説明書に描かれている資料を読み込んで深く理解したい。上杉謙信と武田信玄の対決と言えば戦国ものの中では定番なので両方揃えておきたいキットである。
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