BB戦士No34 ムシャドム（武者怒武）レビュー
黒い三連星の駆るドム。
SD戦国伝でも3人同時に出現するなど、ガンダム本編を強く意識した設定となっており、戦国伝では「武者」という名はついているものの、殺駆三兄弟や武者サザビーなどの武士と比較すると格下である様子。
武者ドムはBB戦士No6、ドンのリデコキットであり、ドンとして組むことも出来る。そのため、武者ドム本来の武器である2本の剣に加え、ジャイアントバズとヒートソードがつくちょっとお得なキットとなっている。
【キット情報】
名前：ムシャドム（武者怒武）
BB戦士No:34
登場作品：SD戦国伝 武者七人衆編
モチーフ：ドム
発売年：1989年8月
価格：300円
キャラクター紹介
【キャラクター紹介】
闇軍団の僧兵部隊。
僧兵らしからぬ滑降さを持ち、勝利のためならどのような手でも使う危険人物として闇軍団内部でも恐れられている。ドムは擬人化される時、パワーキャラに描かれることが多いが、武者怒武は頭脳派キャラとなっており、常に敵を倒すための戦法を考えるなど、滑降さと冷徹さを持ち合わせている。「気流攻撃（ジェットストリームアタック）」というもろに直訳な必殺技を使う。
【家族】
不明
パッケージアート、ランナー紹介
二本の剣を振り回すパワーキャラっぽい絵だが、実際の武者怒武は頭脳派キャラ。
BB戦士Noは34。世相は平成天皇（現在の上皇陛下）が即位されたばかりの年であり、経済はバブル崩壊のダメージが大きい混乱期に当たる。
箱を開けるとこんな感じ。ジャイアントバズのパーツがとても目立つ。
ランナーは3枚あるものの、小さく非常に簡素な造りとなっている。
塗装を前提としているのか、配色関連の情報が多め。
現代の食玩よりも作りが簡単なので制作も楽勝。金額も300円なので1000円で黒い三連星を揃える事が出来るのも魅力。
ムシャドム（武者怒武）
完成したムシャドムがこちら。BB戦士版ドムである「ドン」のキットの完全流用に当たるので、体がほとんどドム。
武器は二本の刀。
並べてみると、まったく同じ刀が2つではなく、長さが違う事が分かる。
設定では二刀流の使い手となっている。
ジャイアントバズ。非常に大振りに作られており、パーツ分割も多い武器となっている。
頭部の飾りに干渉するので持ち上げると不自然な感じになってしまう。
ヒートサーベルも付属。塗装次第では暗器のような雰囲気にも出来そう。
ドンとして組むことも可能。
ドンであればジャイアントバズを持ち上げる事が出来る。
狩人の動く朝
「出撃だ。行くぞ、マッシュ、オルテガ！」
「気流攻撃（ジェットストリームアタック）をかける。お前ら、剣を抜け！」
頭巾をかぶった僧兵の意匠が見られる。
両手に刀を持ち突進してくるポーズ。
ジャイアントバズ、発射！
横から見ると大きさが良くわかる。写真に少し映っているが、ジャイアントバズにはスプリングギミックが搭載されており、BB弾を撃てるようになっているが、スプリングが非常に弱くほとんど弾は飛ばない。
暗器を抜き不意打ち攻撃を仕掛ける。卑怯な手を積極的に使う危険人物だ！
まとめ
ムシャドム（武者怒武）は「武者」ではあるものの、正式な武士ではなく僧兵部隊の構成員なので闇軍団では兵士に近い扱いとなっている。追加パーツが白なので塗装派の人にとっても塗装しやすいキットとなっているので、自分なりの僧兵部隊を作るもよし、コミックワールドに描かれているように黒い三連星に近い感じに仕上げるもよし。SDガンダムはどう作っても自由。
なお、ムシャドムは非常に古いキットのため、一般のショップでは手に入らず、欲しい場合はガンダムベースに行く必要がある。
現在は転売問題によりガンダムベースでは1日10点までという購入制限があるので、300円と安いとはいえ、ムシャドムを3体買いするのはややハードルが高いが、そのうち黒い三連星を揃えてみたいと思う。
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