BB戦士No73 新荒烈駆主 素組みレビュー

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BB戦士No73 新荒烈駆主 素組みレビュー

前作である「風林火山編」に引き続き、物語の主人公である武者荒烈駆主。
闇皇帝との最終決戦の中、過去の世界へと飛ばされ、後に初代頑駄無大将軍となる鳳凰頑駄無、そして若き日の将頑駄無である雷頑駄無と出会う。前大戦では装着者の居なかった「地の鎧」に選ばれ、彼らと行動を共にするようになる。武者荒烈駆主は過去の世界にタイムリープしてしまった事を何となく察し、黒魔神との戦闘へと赴くのであった。

パッケージアート、ランナー紹介

凛々しい姿をしているが、一人で戦い抜いてきたためか、どことなく寂しい表情にも見える。

再販品とは言え、PL法施行前の赤バンダイの古いキットなのでかなり傷んでしまっている。残念ながらパッケージアートは捨てるしかなさそうだ。

箱を開けるとこんな感じ。
中身にダメージがなさそうでひと安心。

武者荒烈駆主の頭部や鎧に使うランナー。

最新のSDガンダムに比べると全然だが、新荒烈駆主発売当初である1991年に3色ランナーはとても画期的であった。

兜や体に使う青ランナー。

主に兜飾りに使うメッキランナー。

新荒烈駆主の追加ランナーである地の鎧パーツのランナー。緑一色ではなく、若干色が違う。

今となっては珍しいカラーメッキパーツ。

基本的に色が足りていないので、色分けの大部分はシールで補う。

バブル崩壊の翌年とは言え、現在のように説明書は英訳されておらず「インバウンド」などと言う言葉も無かった。自民党のクソボケ連中のせいで、日本は外国人相手に商売をする情けない国に成り下がってしまった事は非常に残念でなりません。

昔のBB戦士はこのようにジョイントパーツを5つ胴体に挟むタイプで、少しでもずれているとパーツを接合する事が出来ない。そういう意味では今のSDガンダムより製作は難しい。

武者荒烈駆主 軽装モード

最新のSDガンダムと比較すると全然かっこよくないが、この緩い造形が当時を知る管理人のような40代のおっさんにはとても懐かしくて思い出に浸れる。

この刀が折れやすいので取り扱いには要注意。

背中はさっぱりしている。

可動範囲は両手、両足、頭が回る程度。

武者荒烈駆主

肩鎧と兜を装着すると武者荒烈駆主の基本バージョンが出来上がる。軽装モードより少しボリュームアップしており、兜飾りの金メッキがとても目立つ。

火器は大目牙種子島(オメガタネガシマ)という面白い当て字の銃。

PL法施行前のつよつよスプリングなので、思いっきり飛ぶ。

試しに金属製コップに発射して見たら思いっきり「カーン!」と大きな金属音が鳴り響いた。こういうの写真と文字が主体のブログでは伝わりにくいのが残念!

武神の鎧

武神の鎧は綺麗に鎧台座に飾る事が出来る。

胸鎧を装備し、肩と兜に追加パーツを挟み武神の鎧装着が完了する。

「アス」の球はクリアパーツで再現されており、シールが透けるようになっている。

クリアパーツの槍がとてもかっこいい。

個人的には戦国無双っぽく×印に背負わせるのが好き。

二代目将頑駄無が若武者時代に使っていたバックパックを継承しており、ケンタウロスモードになることも出来る。

新荒烈駆主(ネオアレックス)

武者荒烈駆主が過去の世界で装着者に選ばれた地の鎧。「真の武具は使い手を選ぶ」、という奴でしょうかね。

外装を変更しただけだが、外見が全然変わっており、武者荒烈駆主の面影がない。別キットと言って良いくらいの変貌ぶりには驚かされる。

地帝の神器はフリーダムのような翼がついており、非常に目立つ。

地帝の神器は展開する事が出来る。雰囲気はフリーダムガンダムを彷彿とさせる。

地神剣は抜刀可能。

抜刀後も地帝の神器を維持する事が出来るように工夫されているところが嬉しい。

二千年、若しくは二万年後の君へ

それでは、バトルポーズに入ります。

「こんな戦いに何の意味があるの言うのだ!?」

生めよ、増やせよと大地に満ちて、鋼鉄の鳥を空へ放った。

自由は紅蓮の弓矢となって、何度も繰り返す。

最終決戦のさなか、突如としてまばゆい光に包まれタイプリープする武者荒烈駆主。

「ここは、どこだ?」

「地の鎧は彼を選んだのか!?」

地帝の神器で空を飛ぶような雰囲気。

流星に似た冥府の弓矢、歴史は繰り返す。そしてまた、無になる。

まとめ

今回はかなり危険な状況で積みプラになっていた新荒烈駆主のレビューを急遽お届けしました。
キットにしては、造形はまだまだ甘いが武神の鎧、地帝の神器と2つの鎧を楽しめる上に今では珍しいカラーメッキが使われており、とても楽しいキットとなっている。SD戦国伝のキットは2024年の大規模再販前に再販されたのが最後であり、今から手に入れたい場合は中古キットに頼るしか方法が無い。

SD戦国伝三部作は「瓦返しー!洗脳マスク」みたいなコミカルな話が多いが、死者も多くシリアスな展開も多くストーリーもしっかりしているので、いつの日か最新のSDガンダム準拠の可動域でリバイバルしてほしいと管理人は願っています。

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