雰囲気が素敵!おもちゃのふくしま
あなたは大切な思い出を覚えていますか?
小さい頃、町のおもちゃ屋さんにお母さんに連れてきてもらい、たくさんの玩具に心をときめかせた少年少女時代を。今回は、童心に帰れる東京都北区のおもちゃ屋さん「おもちゃのふくしま」を紹介させていただきます。
桐ヶ丘商中央店街
桐ヶ丘中央商店街は赤羽駅から徒歩20分程度。近代的な街並みを眺めながらのんびり歩いていると、ひときわレトロな団地が見えてきます。その桐ヶ丘団地の中心部とも言える大きな団地の中に今回の目的地、桐ヶ丘中央商店街があります。
入り口をくぐり内部へ入るとまるで昭和にタイムスリップしたかのような不思議な光景が眼前に広がる。四方を団地に囲まれ、その中央部が「桐ヶ丘中央商店街」と呼ばれる団地の中の商店街。桐ヶ丘団地の歴史は古く、昭和30年代に造成が始まり現在のような、マンモス団地と呼ばれる超大型団地へと発展。しかし、時代の流れとともに団地で育った世代は独立し、高齢化の波が押し寄せている状況が続いている。
頭上には美しく万国旗がはためいているが、人通りはとても少ない。今でこそ商店街はシャッターが目立つが、最盛期には活気にあふれていた事だろう。赤羽駅まではやや遠いものの、バスも出ており、何より団地内で買い物を完結することが出来るので当時の居住環境としては最先端であった事がうかがえる。
団地のオアシス おもちゃのふくしま
そんな桐ヶ丘中央商店街の中心部に位置しているのが「おもちゃのふくしま」さん。なんと懐かしのジャンケンマンが稼働中!
SDガンダム三国伝の騎馬ブレイカーが売られていた。三国伝はBB戦士No300からだから、今から15くらい前かな。梶裕貴さんが演じた劉備ガンダムは素晴らしかったですね。
店内には黒木華さんなど、芸能人の色紙が所狭しと並べられている。店主さんの話だと、ドラマのロケ地になる事やテレビの取材が多く芸能人のサインがいつの間にか増えていた、との事でした。
なんと、この時代にめんこが売られている!
これはまだ現役で製造されているものだが、もう現役製造の会社は残っておらず、メーカーもいつまで製造してくれるか不明との事。
30代後半から40代くらいの人は知ってると思うけど、大きな音が出る火薬式ピストル。現物を見るまで忘れていたが、子供の頃の記憶が当時熱中したものを目の当たりにすると次々によみがえる。
超レア!ジャンケンマンが現役稼働中
昔はスーパーのゲームコーナーなどによくあったジャンケンマンもすっかり見かけなくなった。現在も現役稼働中のジャンケンマンは珍しい存在になってしまった。当時は子供が熱心に遊んで10円玉を溶かしていた光景が目に浮かぶよう。
お宝チェック!
最後はお待ちかね、購入したおもちゃを紹介するお宝チェック!
まずはめんこ。
私の世代はめんこはすでに廃れていたのでルールは知っているが子供の頃遊んだ記憶はない。
有名な歴史上の剣士の絵が描かれためんこが10枚入っている。裏返した方が勝ち、というルールは知っているので試しに何度か叩きつけてみたけどまったく裏返らない。やっぱり世代が違うのでしょうね。
そして、発泡スチロールで出来た飛行機。これは子供の頃によく買ってもらっていたので覚えている。よく飛ぶけど壊れるのも早いという印象がある。
紙を破って中身を取り出すとこんな感じ。
動力はついておらず、紙飛行機と同じく手で投げて遊ぶタイプ。しかし、手投げ式と侮るなかれ!紙飛行機よりも機体が軽く前方に重みが集中しているので紙飛行機の何倍も飛行距離が延びる。試しに飛ばしてみたけど、プロペラが回りながら見事に家の端から端まで飛ぶオーバーランを見せてくれました。
まとめ
現在はおもちゃ屋と言えば大型電気店を思い浮かべると思うが、昭和の時代は個人経営の玩具専門店が主流で、昭和世代の子供はおもちゃ屋は宝の山のように思えた。現在では、おもちゃ専門の個人店はほとんど淘汰されてしまったが、こうしてしぶとく残っている店も探せば全国にまだまだあると思います。
昭和時代の少年はもちろんだが、平成生まれの若いあなたもたまにはレトロなおもちゃ屋さんを訪れて、昭和という激動の時代に思いをはせてみませんか?新しい発見が必ずあるはずです。
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