劣化を防げ!ソフビフィギュアのおすすめ保存方法
あなたはソフビフィギュアを集めていますか?
ソフビフィギュアはガシャポンクエストやモビルスーツアンサンブルと言ったカプセルトイからデスクトップアーミーのような本格的なフィギュアまで多岐に渡る商品が流通している。しかし、そのコレクション性の高さゆえ、たくさん買ってしまい、気が付いたら数百体保有していた、という事は珍しい事ではない。モビルスーツアンサンブルも2023年8月現在で23弾出ているので、通常弾のみ集めていると仮定しても115体は持っている計算になる。
ソフビフィギュアはケースに入れて保管するのが王道だが、数が数百となるとすべてをケースに入れていたら大変なことになってしまうでしょう。今回は、子供の頃からソフビフィギュアを集めて30年以上のベテラン管理人がおすすめ保管方法をご紹介します。
ソフビフィギュアを放置することで起きる3つのリスク
集めやすい反面、気が付いたらあっという間に数百体保有と言うのが当たり前であるソフビフィギュアの世界観。最初は綺麗に保管していたとしても、数が増えるごとに段々とかったるくなってしまい、放置状態に陥る人も少なくないでしょう。放置をするとどのようなリスクがあるのでしょうか?管理人の実体験を踏まえて放置のリスクを紹介します。
経年劣化
ソフビフィギュアはその名の通り、PVC(ポリ塩化ビニル)を主原料としたソフトビニール製フィギュアの事。PVCは高温多湿に弱いので、きちんと管理しないとあっという間に経年劣化してしまう。数年間放置状態にすると、色褪せや関節劣化などが容赦なく襲いかかり、最悪の場合、表面がべたべたになってしまい見るも無残な状態に陥ってしまう。
さらに、PVCフィギュアはほこりをかぶりやすいので飾って数ヵ月したらほこりまみれ、という事もあるでしょう。そんな状態になってしまったらジャンク品に格下げになるのでソフビフィギュアのオーナーは経年劣化対策を一番に考える必要があるだろう。
パーツの紛失や破損のリスク増大
あなたはどのようにソフビフィギュアを保管していますか?まさか写真のように大きな箱にすべてを入れて放置はしていないでしょうね。
このような劣悪環境に放置してしまうと、いつの間にかパーツが取れてしまい、数が増えると破損や紛失に繋がり、結局ジャンクになってしまうでしょう。
管理人はガンダムのフィギュア、主にモビルスーツアンサンブルをメインに収集しているのでガンダム原作についてもかなり詳しいと自負している。そのため、バラバラになったパーツがどの機体の物かは見ればある程度分かるが、これが数百点と言う大量になってしまえば誰でも苦戦するでしょう。そうなると、持ち主不明武器が増えてしまい、復元に苦労することになる。
複数のシリーズのソフビフィギュアが混ざってしまったら最悪で、復元しようと思っても手が付けられない状態に陥ってしまう。
関節劣化
ここ10年間は日進月歩と言って良いくらい目覚ましくソフビフィギュアの可動域は増大しており、それに伴いパーツ分割が細かくなる傾向にある。そんな精密なフィギュアを上記のように適当に箱に詰めて放置と言う状態にしてしまうと関節の劣化が発生し、いわゆる関節よれよれ状態になってしまう。そんな状態になってしまったら復元不可能なので、パーツ取り要因に回る事になる。複数あるフィギュアであればそれでも悪くはないが、1つしかなければ目も当てられない。
PVCフィギュアのおすすめ保管方法
PVCフィギュアの保管方法が悪かった場合、「経年劣化」「パーツ紛失の可能性の増加」「関節劣化」という3つのリスクが降りかかってくる。そのすべてを解消する保管方法があるので、紹介します。
管理人のジャンクボックスから取り出したモビルスーツアンサンブル1弾のファーストガンダム。このフィギュアを使い、保管方法を説明していきます。
まずは武装を取り外します。武器類を持たせたままでは関節劣化が襲いかかって来るので、保管時は関節部には物は持たせない方が良い。
続いて、可能な限りバラバラにする。可動部はどうしても劣化しやすいので、出来るだけ可動部のパーツを外して保管すると良いだろう。
3年程度放置しただけでもパーツに色移りが見られる。このような経年劣化を防ぐ意味でもきちんとした保管方法を取った方が良いだろう。
パーツをバラバラにしたら、セリアさん等の100均で売っているチャック付き袋に詰めて保管完了。
このように、チャック付き袋に詰めてしまえば、保管もしやすくなるというメリットも生まれる。経年劣化や関節劣化、破損のリスクの3つに対応可能なので、PVCフィギュアのオーナーはぜひこの方法を試してみてください。
まとめ
PVCはフィギュアは集めやすいが、とても劣化に弱いもの。放置してしまうと、下記のリスクが容赦なく襲ってきます。
・経年劣化
・関節劣化
・破損リスク
1つでも発生してしまうとジャンク化してしまうので、出来るだけ良い状態を保つ事を心がけたい。その方法として、チャック付き袋に出来るだけ可動部をばらして保管する方法が効果的です。しかし、いくらチャック付き袋に詰めたからと言って高温多湿の場所に放置してしまっては意味がないので、冷暗所に保管しておくと良いでしょう。
なお、写真の2号機は10年前のものです。可動部を出来るだけバラバラにしてチャック付き袋に保管していたおかげで劣化もなく綺麗な状態を保っています。
この記事があなたのPVCフィギュアを救うきっかけになってくれたら幸いです。
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