AIが予測するカプセルトイの未来
あなたは20年前のカプセルトイを覚えていますか?
2004年のカプセルトイは、フルカラー商品が当たり前となり様々な商品が乱立するなど、現代と似たような勢いがすでに生まれていたが、商品はまだまだ未成熟であり依然としてチープ玩具である事に変わりはなかった。ガンダム関連商品に於いてはSDガンダムフルカラーステージが発売開始してから50弾目を迎える等、ロングヒットを飛ばしていたが、現代のカプセルトイと比較をすると造形や色分けが甘く可動域も少ないため、現代から過去を振り返ると未成熟と言わざるを得ない。
そんな日進月歩で進化を続けるカプセルトイは、20年後にはどのような姿をしているのでしょうか?今回は、AIの力を借りて20年後のカプセルトイを予測してみました。
AIが予測するカプセルトイの未来5選
2044年9月。AIの技術により様々な仕事が人間の手を離れ、AIが代行するようになりかなりの年月が流れた。学校では生成AIを使うためのプロンプトの授業が必修となり、誰もがAIを気軽に扱えるようになっていた。特に大きかったのは生成AI分野で、3Dプリンターの技術と融合し、日用品はもちろんの事、食料までもがプロンプト1つで生み出せるようになり、地球人類は衣食住を完全にクリアする目前まで来ていたのであった。
カプセルトイの進化も例外ではなく、AI技術の恩恵によりランダムに商品を販売するだけに留まらなくなっていた。このようなありそうな未来設定でカプセルトイの進化を見ていきましょう。
VRを使ったデジタル連携
カプセルトイは拡張現実(AR)や仮想現実(VR)と連携し、購入者がフィギュアやアイテムを専用アプリでスキャンし、デジタル上でキャラクターや世界とインタラクションできる体験が提供されるようになった。
これにより、現実のアイテムとデジタルの両方で楽しむことができる新たな遊び方が広がり、爆発的人気となっていた。ガンダムのカプセルトイに於いてはフルカスタマイズされた機体でバトルを楽しむ「ガンプラバトル」さながらの白熱した対決が夜な夜な繰り広げられるようになった。
共通の趣味を軸にした出会い
カプセルトイは特定のキャラクターやテーマに基づくコレクション性が強いため、共通の趣味を持つ人々が集まりやすいアイテム。20年後は、カプセルトイ専用のアプリやオンラインプラットフォームが進化し、集めたアイテムを他のコレクターと共有する場として機能し趣味や興味が一致する男女が自然に出会う場として認識されている。
AI技術の進化によりほとんどの仕事をリモートで出来るようになり、便利になった反面、人とのつながりが希薄なった2040年代に於いてはカプセルトイがきっかけでの交際や結婚は一般的になりつつある。
カプセルトイを通じた男女の出会いの場の提供
カプセルトイ収集が一種のマッチング要素として活用されるアプリが登場し、ユーザーは自分が集めているカプセルトイのコレクションを登録し、似た趣味を持つ人とのマッチングが行われることが一般的となった。
このような「ゲーム感覚」での交流が進むことで、楽しく新しい人とつながるきっかけが提供されることとなる。
【管理人注釈】
カプセルトイを使ったマッチングシステムの導入構想はガシャポンEXPOでバンダイからすでに示されており、これは実現に一番近いカプセルトイの未来の姿とも言えるのではないでしょうか?
現在はせいぜいSNSで有志によるOFF会が開催される程度にとどまっているが、運営側が公式に用意したコミュニティによりイベントが開催され、そこで出会い結婚に至る、と言うのは現代の水準から見たら珍しい事かもしれないが、未来ではこれがマッチングアプリと同じくらい当たり前のものとなる可能性が高い。
ChatGPTはカプセルトイの未来について何度も出会いについて言及しており、希薄化した人とのコミュニケーションをカプセルトイに救済を求めているのかもしれない。
ガシャポンEXPOの参加レポは下記を参照してください。

カスタマイズ可能なカプセルトイの登場
未来のカプセルトイは、何が出るか完全に分からない現在のスタイルから進化し、一部の選択肢をユーザーに提供する「セミランダムガチャ」が普及する可能性がある。たとえば、いくつかのカテゴリやテーマを選んで、その中からランダムでアイテムが出るような仕組みとなる。これにより、完全なシークレット性を保ちながらも、消費者がある程度希望する商品を手に入れる確率を高めることができるだろう。
【管理人注釈】
ガンダムのカプセルトイに限定して言うと、例えば「ガンダムSEED FREEDOM」「水星の魔女」「ファーストガンダム」のいずれかを初期画面で選択し、欲しいシリーズのフィギュアを手に入れる事が出来るようになる、という事が言いたい様子。
生成AIと3Dプリンターの融合により未来では商品の大量生産も為替や景気に影響されたりすることはなくなってくると予測されるので、1弾15体構成でSEED FREEDOM、水星の魔女、ファーストガンダムぞれぞれ5体ずつが封入された筐体を選べるようになるかもしれませんね。完全コンプを狙うと確実に万札飛ばされるだろうけど・・・。
経験価値の重視
未来のカプセルトイは、単なる「商品」を手に入れる手段としてだけではなく、体験を提供するものに進化する可能性がある。購入者はカプセル内の商品を使って、限定イベントに参加できたり、オンラインゲームやバーチャルワールドで特別なアイテムを獲得できたりするなど、購入後の体験が拡張される。カプセルトイを通じて、得られる「経験」が、消費者にとっての新たな価値を生む事となる。
まとめ
商品を手に入れる、という所有重視から経験重視への移行、未来らしくVR技術を使った白熱したバトルやリアルな遊び、そしてChatGPTが何度も言及していた男女の出会いの場の提供など、現代を生きる我々でもカプセルトイの未来は何となく予測が出来る結果をAIは出したが、これがすべて20年後に実現したらカプセルトイは生活の一部となり、貴重な人と人とのつながりを担う重要ポジションとなるだろう。
現在の主なカプセルトイメーカーであるバンダイナムコやタカラトミーアーツは単なる遊びだけではなく体験を作り出し、果ては出会いまでもを担うメーカーの中核事業となる可能性すら秘めている。当サイトではこれらがすべて実現されるその日まで、今後もカプセルトイを応援していきます。
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