ガンダムベースだけではもったいない!お台場でしか出来ない6つのこと
休日は連日整理券配布で入場規制が厳しいガンダムベース東京。
整理券待ちの時間、あなたは何をしていますか?ダイバーシティーのフードコートでダラダラとソシャゲも悪くないが、せっかくのお台場を回って楽しんでみませんか?
今回は、ガンダムベースがガンダムフロント東京と呼ばれていた時代から10年以上お台場に通っている管理人がお台場の人気スポットを厳選して紹介します。
そもそもお台場ってなぜ「台場」って言うの?
台場とは、砲台を設置した防衛拠点であり、その歴史は古くペリー来航にまでさかのぼる。南蛮船来航の事態を重く見た江戸幕府は海軍力強化と海の防衛のため江戸を始め、全国に台場を複数設置し国土防衛を強化。同時に反射炉を建設し、黒船に対抗できる艦隊を整備するなど、急速に海軍国家化を推し進め、帝都時代にはバルチック艦隊を撃破し海軍最強国の仲間入りを果たしたが、その原点は台場と言っても過言ではない。
敗戦後も日本は海洋国家という事もあり、海軍力増強に力を入れ、現在に至っては複数のイージス艦やいずも型に代表される航空母艦、世界最強と呼び声高い潜水艦部隊を保有し、その海軍力は世界一と言っても良いのではないだろうか。
お台場でしか出来ない6つのこと
少々前置きが長くなってしまったが、ここからが本題です。
あなたはお台場と聞くと何を思い浮かべますか?フジテレビ、レインボーブリッジなど、色々イメージはあると思うが、やっぱりお台場と言えばユニコーンガンダム立像を有するガンダムベースでしょう。ここからは、整理券待ちの暇つぶしに最適な、サクっと楽しめるお台場の探検スポットを紹介します。
等身大ユニコーンガンダム立像をのんびり眺める
お台場は東京湾に面した海側に位置しているので冬は海風が冷たく非常に寒い。冬の時期は外でのんびりするのは嫌だと思うが、4月以降の季節が良い時期には改めてユニコーンガンダム立像をのんびりと眺めてみるのも良いでしょう。
お台場に何度も来ていて見慣れた、という人も、細部のディテール等をチェックしたり、ただ単純にのんびりユニコーンガンダムを眺めて変形シーンを見たりするのもたまには良いと思いませんか?たまに何も考えず、ユニコーンガンダム立像を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすというのも贅沢で良いものです。
なお、現在はインバウンドの弊害により外国人観光客が非常に多く、のんびりするには向かないかもしれないのが残念だ。
帝都時代に思いを馳せながら、のんびりビーチを散歩
帝都時代には巨大な砲台が海を睨む軍事拠点であったが、現代のお台場は帝都時代の面影をいくつか見る事は出来るものの、ゆっくりとした時間が流れるビーチそのもの。砲台が鎮座し帝国兵が行きかう古き帝都に思いを馳せながら、のんびりとビーチを散歩してみるのも粋というもの。
一昔前はラプラスが多数出現することからポケモンGOの名所となったが、現在はビーチを眺める人やレインボーブリッジを撮影する観光客などで賑わってはいるものの、ポケモンGOで熱狂した時代ほど騒がしくはないので、静かな海岸沿いでゆっくり過ごすのも良いでしょう。
上述の通り、外国人観光客が非常に多く集まっているので、写真を頼まれたりすることも多い。女性一人の外国人もたくさんいるので、思わぬ出会いがあるかもしれません。
レインボーブリッジと東京タワーのコラボを楽しむ
東京に住んでいると当たり前になってしまう光景ではあるが、夕暮れの東京タワーとレインボーブリッジはとても綺麗なので、東京の良さを再認識する良い機会ではないでしょうか。
レインボーブリッジと東京タワーのコラボを綺麗に見る事が出来るのはお台場のビーチ以外にはないので、東京以外の地域からの遠征であれば、いかにも「東京に行ってきました」感にあふれる映え写真を撮る事が出来るので、ガンプラが目当ての遠征であったとしても、一度くらいは行って損はないと思います。冬に時期は寒いけど、温かい時期は海辺でのんびり整理券待ちというのも悪くないですね。
余談だがレインボーブリッジと聞くと踊る大捜査線を思い浮かべる人が多いだろう。「レインボーブリッジ、封鎖できません!」という青島刑事の名言が有名だが、実際劇中で描かれたような緊急事態の場合は警察の権限であっさり封鎖することが出来るそうです。
テレビの殿堂に圧倒される
ガンダムベースが出来る前のお台場の名所と言えばやっぱりフジテレビ。令和の時代は色々なエンターテインメントに溢れているので「家族でテレビ」というのは時代遅れな話だが、長年日本の娯楽を支えてきたテレビ局の功績(功罪とも言える)はとても大きい。フジテレビの本社は独特な形をしているので東京以外に住んでいる人も何となく知っているだろう。
横から見る大階段も素敵ですね。
フジテレビ本社の中にはお土産を購入できる公式ショップも入っているので、ガンダムベースの整理券待ちが長い場合はふらっとフジテレビに足を運んでみるのも良いだろう。県外からの遠征の場合、こちらもレインボーブリッジと同じく、いかにも東京、というイメージの建物なので、フジテレビの前で記念撮影をすると良い思い出になると思います。
ビルの中の異世界!昭和へタイムスリップ
ジョイポリスが入るデックス東京ビーチの中にある台場一丁目商店街。
昭和30年代の街並みを再現した懐かしくもエモい個性的な店内型商店街で、VRを使った最新アトラクションから昭和の定番であるおばけ屋敷、そして昭和を強く意識した数々のショップが軒を連ねている。東京では「ネオ横丁」と呼ばれる室内型横丁が大流行しており、昭和モダンスタイルの最先端が味わえる。
ビックリマンシールの偽物「ロッチ」事件によりカプセルトイ=偽物というレッテルを貼る蛮行を働いた株式会社コスモスのおもちゃ自販機、通称コスモス自販機も設置されている。昭和60年代から平成初期までは多く見かけたが、東京都内でコスモス自販機が設置されているのはここ以外にはないだろう。
40代くらいの人は見おぼえアルト思うが、縦長でバリエーションに飛んだジュース缶が展示されている。若い人はまるで知らないと思うので、こういうものを見ると逆に真新しく感じる事だろう。
台場一丁目商店街は古くて新しい流行の最先端であり、室内型施設なので、寒い時期に訪れるのにも適している。ガンダムベースのついでなんかでは遊びきれないほどのボリュームがあるので、台場一丁目商店街に一度も足を踏み入れたことがないと言う人は、ガンダムベース帰りにじっくり寄ってみると良い。
〒135-0091
東京都港区台場1丁目6-1
デックス東京ビーチ シーサイドライン 4F
本場大阪のたこ焼きを食べる
本場大阪のたこ焼きミュージアムはUSJ付近にあるが、東京にも存在する。
たこ焼き発祥の元祖である「会津屋」をはじめ、大阪の名店が揃っているので1つの場所で複数の名店の味を楽しむことができる。
これがたこ焼きの元祖「会津屋」のたこ焼き。
たこ焼きが生まれた当初は「ラジヲ焼き」という名前で、中に入っている具はたこではなく牛筋肉であった。その後ラジヲ焼きに改良を加え、たこ焼きが完成するに至る。
本来のたこ焼きはソースを付けずに食べるもので、味は粉にしっかりついているので、そのまま食べても何の違和感もない。会津屋では元祖たこ焼き以外にもたこ焼きの原点となったラジヲ焼きも食べる事が出来るので、たこ焼きミュージアムに来たらぜひ食べておきたい。
なお、たこ焼きミュージアムは台場一丁目商店街を進んだ先にあるので、休憩にも最適です。
〒135-0091
東京都港区台場1丁目6-1
デックス東京ビーチ シーサイドモール 4F
まとめ
休日に張り切ってガンダムベースに来たものの整理券で数時間待ち、ということが当たり前の現状となってしまったが、お台場にはど定番の観光スポットから帝都時代に思いを馳せる事が出来る砲台跡、お台場一丁目商店街のような古くて新しいエモいスポット、そして大阪の強さとプライドを感じる事が出来るたこ焼きミュージアムなど、様々な施設があるので暇つぶしに困る事はない。
その他にも今回は紹介しきれなかったが、ラーメン国技館やジョイポリスなどの施設もあるので、お台場のみでまる一日観光が出来てしまうほど施設が充実している。ガンダムベースの整理券待ちにがっかりすることは多いと思うが、見方を変えてみると、魅力的なお台場を巡る時間を貰えたとも言える。遠征組みはもちろん、東京住のあなたも、お台場で東京を再発見してみませんか?
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