BB戦士No39 闇将軍 素組みレビュー
闇軍団の最高幹部である闇将軍。
その実態は闇皇帝から贈られた闇の鎧であり、幹部武将の殺駆頭ですら闇将軍の素性は知らない。闇の鎧は闇皇帝の分身体であり、普段は闇軍団の武将を影から操っているが、戦う時は殺駆頭の体を乗っ取り「真の闇将軍」となる。
今回は闇軍団の最高幹部、闇将軍のレビューです。
【キット情報】
名前:闇将軍
BB戦士No:39
登場作品:SD戦国伝 武者七人衆編
モチーフ:ザクⅢ改
発売年:1989年9月
価格:500円
キャラクター紹介
【キャラクター紹介】
闇軍団の最高幹部。
スイカ割りを好む気さくな夏の男というイメージだが、殺駆三兄弟の度重なるミスに対して厳しく叱責するなど上司らしい振る舞いも見せている。しかし、行き過ぎたパワハラはせず、厳しい態度を取った後で再度功績を作るチャンスを与えたりもしているので現代で言うところの「厳しいけどお世話になっている上司」と言ったところだろうか。
武者漣飛威や武者璽悪など優秀な部下も多数いるが、殺駆三兄弟のミスがあまりにも大きくて頭を悩ませている中間管理職でもある。
なお、闇の鎧装着により精神を乗っ取られている間は記憶がないらしく、殺駆頭本人は自分が闇将軍であるという事を知らない。
【家族】
息子:若殺駆頭
パッケージアート、ランナー紹介
いかにも破壊者と言った感じのパッケージアートに仕上がっている。
BB戦士Noは39。後にレジェンドBBで再立体化を果たす。
殺駆頭と闇将軍の関係性について書かれている。
箱を開けるとこんな感じ。
殺駆頭は元々キャンペーンの景品だったため通常のBB戦士より小さめ。殺駆頭にランナーを追加して一般販売したのが闇将軍。
コミックワールドでも正体が伏せられていた闇将軍の情報がしっかり載っている。
ランナーは殺駆頭の2枚と闇将軍パーツの赤とブラックメッキパーツの4枚。
このブラックメッキが非常にかっこよく、中二心をくすぐる。武器の名前も「暗黒剣」や「暗黒砲」と言った中二病全開という感じ。
殺駆頭
まずは素立ちポーズ。
元々はキャンペーンの景品のため、緑一色な上に少し小さい。体格は小さいが、チームの中では最年長なので貫録はある。
背中はザクⅢ改の意匠が見られる。
可動はいつもの古いBB戦士基準。
武器はオーソドックスな日本刀。
度重なる増産が悪かったのか、きっと全体に歪みが発生しており刀の持ち手はスカスカになっているため固定できない。
闇の鎧
普段は城内に鎮座しているが、すだれの奥に潜んでおり誰も素顔を見たことがない。ダイの大冒険の大魔王バーンのような設定であった。
大魔王バーンとの違いは、闇将軍本体ではなく、闇皇帝の意思が宿った単なる鎧であるという事。闇の鎧は綺麗にまとめることが出来るが、足だけは余剰パーツとなる。
ばらしてみると7つものパーツが暗黒砲に取り付けられている。
闇将軍への換装
まずは殺駆頭の頭部飾りと肩鎧、足を外す。
すべてのパーツを装着すれば闇将軍の完成。
右手には爪が装備されている。
左手にも形の違う爪が付いている。
暗黒剣を背中に背負う事が可能。
殺駆頭は小さい印象だったが、一気にボリュームが増した。
暗黒砲も大きく作られており、SD戦国伝の火器の中でも最大級のボリューム。
非常に珍しい両手持ち兵器。
禍々しい雰囲気で撮影してみた。
我こそは闇将軍!!
それでは、バトルポーズに行きます。
「全軍出陣!作戦を開始する。」
「我が一撃、迷いはないぞ!」
「なんだあれは!?」
我こそは闇将軍!!
意識を乗っ取られて暴れまわる闇将軍。
「くらえ暗黒砲!!」
暗黒砲は破壊兵器ではなく、空間に穴をあけて敵を吸い込む兵器。犬夜叉の弥勒が使っていた風穴のような感じかな。敵味方問わず吸い込むことが予測されるので、使いどころが難しい兵器でもある。
将頑駄無と対決して闇の鎧を破壊された殺駆頭。意識を乗っ取られているとはいえ、将頑駄無はかつての友人を攻撃するのはかなり苦しかった様子。しかし、最後は意を決して飛び込んだ将頑駄無の一撃の前にあっさり敗退し、殺駆頭は元の人格となった。
その後に現れた闇皇帝の非道な戦いぶりに武者漣飛威をはじめ、多くの闇軍団武将が離反し結局闇皇帝はそれが致命的となり敗退に至った。
まとめ
ブラックメッキが非常にかっこよく、闇将軍として作る場合には塗装不要と言っても過言ではないが、殺駆頭として作る場合は緑一色なので、塗装しないと見栄えしないのが難点。また、初販の時から問題ではあったが、闇の鎧を装着すると外すのが大変で、うっかり力余って壊してしまう可能性もあるので、換装ギミックは使わず、殺駆頭か闇将軍かどちらかに固定した方が良い。
なお、殺駆頭には闇のかけらを装着することができ、「復活闇将軍」を作る場合に必要になるので、スペースが許すのであれば複数購入が推奨される。とは言っても現在は転売対策のため、ガンダムベースでは1日に購入できるキットは10個までと規制されているので、殺駆頭用、闇将軍用、復活闇将軍用のように3個買いは難しいのが実情だろう。
後日談 殺駆頭その後
元々がキャンペーンの景品とは言え、闇軍団のボス的立ち位置の殺駆頭が緑一色というのはあまりにも寂しいので、少し色を追加してみました。
塗装個所は頭部の飾りをゴールド、肩鎧をメタリックブラック、体はメタリックグリーン。細かい箇所は面倒なので塗装無。
少し色が増えた上にメタリックになり多少はマシになったかな?
闇の鎧も少し手を入れてみたけど、ほとんどわからないか・・・。
我こそは闇将軍!
鎧と足もメタリックレッドに塗装はしてあるけどほとんどわからない・・・。
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