BB戦士No44 二代目頑駄無大将軍 素組みレビュー
戦国大名に相当する頑駄無大将軍。
前大戦で父、鳳凰頑駄無を亡くし若くして権力の座に就いたという悲しい過去を持つが、毅然とした振る舞いにより常に配下武将にやる気を与え続ける名君として劇中では描かれている。キットとして見ると、今回のBB戦士No44以外にもNo46で豪華版が発売され、さらにレジェンドBBでも立体化を果たしており、立体化回数トップの大将軍でもある。
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【キット情報】
名前:二代目頑駄無大将軍(雷鳳頑駄無)
BB戦士No:44
登場作品:SD戦国伝 武者七人衆編
モチーフ:不明(恐らくはモチーフなし)
発売年:1989年11月
価格:500円
キャラクター紹介
【キャラクター紹介】
前大戦で倒れた父、鳳凰頑駄無に代わり最高権力者となって頑駄無軍団を率いた若大将。
年齢は頑駄無五人衆達とほとんど変わらないが、父から受け継いだ頑駄無結晶(ガンダムクリスタル)のエネルギーにより配下武将とは比べ物にならないほどの強さを身に着けている。
武将として見ても非常に優秀で、剣技や砲撃に加え、支援兵器の武者鳳凰(武者フェニックス)と合体し、武者フォートレスと呼ばれる戦闘形態となり突撃攻撃を得意とし、その様はフェニックスガンダムのバーニングファイアさながらである。
闇皇帝との最終決戦では、配下たちの力を借り巨大化し、同じく巨大化していた闇皇帝と相打ちになりその生涯を閉じた。闇皇帝との激突で砕かれた頑駄無結晶は5つの球となり、後に新生頑駄無五人衆に引き継がれることとなる。
現代のSDガンダムであるワールドヒーローズや三国伝と比較するとコミカルでギャグ要素が強い展開が多いが、基本的に戦国ものなので、このようなシリアスな展開も多々見られるのが戦国伝の面白いところでもある。
【家族】
父:鳳凰頑駄無
パッケージアート、ランナー紹介
凛々しい将軍と言った顔つきではあるが、顔が若い。
BB戦士Noは44。この頃から「いろプラ」が登場し、シールもホイルシールに変わっているので剥がれにくくなっている。
箱を開けるとこんな感じ。
金色のシールが目立つ。
説明書には様々な戦闘形態が書かれている。武者フォートレスは豪華版での実装となったので説明書には記載なし。
ランナーは基本は白だが、黄色と赤が入っている。
メッキパーツとバックパックに使う黒ランナー。全部でランナー4枚とボリュームがある。
二代目頑駄無大将軍
まずは軽装モード。鎧がないと単なる坊ちゃんに見えてしまう。
可動範囲はいつも通り狭い。
設定では五人衆と同じ程度の年齢とされているが、五人衆より若く見える。
武者鳳凰。武装のほとんどを装備しているのでボリュームが半端ない。
綺麗にまとまっている支援兵器。
合体!頑駄無大将軍、参上!
頑駄無結晶がとても凝った造形となっている。
背中が一気に豪華になった。
バーニアンが3つ配備されており、実際に劇中ではこのバーニアンを使い急上昇していた。
余ったフェニックスは手に持たせることが出来る。
完全に戦闘機というイメージだが、赤く塗装すれば化けるかもしれない。
二代目頑駄無大将軍、進軍開始!
「総員、持ち場につけ!全軍で闇皇帝を倒すぞ!」
「作戦開始!出会えー!!」
「闇皇帝とは余が戦う。来い、武者フェニックス!!」
大将軍の呼びかけに応じて武者フェニックスが現れた。
武者フェニックスはかなり大ぶりに作られているので乗せる事が出来る。
「我が名は雷鳳頑駄無。二代目頑駄無大将軍とは余の事よ!」
「進めーー!」
武者フェニックスを持ち闇皇帝に突進するイメージ。
オメガキャノン、発射!
「さらば、愛しき者たちよ・・・。」
闇皇帝との最終決戦で相打ちとなり、若い命を失う事となるが、後継者達へとその思いは引き継がれるのであった。
まとめ
闇皇帝と相打ちとなり、若くして倒れてしまうという悲劇に見舞われた二代目頑駄無大将軍。
これで大将軍の血は断たれたかに思われたが、父、鳳凰頑駄無の弟である雷頑駄無は将頑駄無として参戦し、今回の大戦を生き抜き、長男の武者は三代目頑駄無大将軍、次男の濃丸頑駄無は「隠密将軍」の愛称で民衆から慕われる副将軍となり頑駄無軍団は三度再建するととなる。
キットとしてはメッキパーツあり、支援兵器との合体あり、そして何よりオメガキャノンが非常に大振りに作られているので、1989年発売とは思えないほどかっこいい。武者フォートレスに対応していない事だけが惜しまれるが、これは大きさが足りない上に可動範囲も狭かったので仕方がない。
次回はいよいよ次の時代に移行します。四天王、新生頑駄無五人衆、復活闇将軍と新たなる勢力がぶつかり合う新時代へと入り、物語はクライマックスへ向け加速します。次回はまたProject of SDGs(Project of Super Deformed Gundams)と称して四天王、新生頑駄無五人衆の完成を目指す流れとなる予定です。
次回を待て。
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