5分でわかるSDガンダム外伝 伝説の巨人編
同じ名前を持つ宿敵、サタンガンダムとの死闘を制し仲間たちと共にラクロア王国に帰還した騎士ガンダム一行。魔王を倒し人々に笑顔が戻ると思われていたが、騎士ガンダムたちの目に映ったのは完全に崩壊したラクロア王国であった。その崩壊は凄まじく、何がどう暴れればこれほどの壊滅に至るのか、というほどの惨劇であった。
恐怖の地らなし!巨人の復活
騎士ガンダムは王様と再会。すぐにこの惨劇の真相が告げられる。
王様や姫から聞いた情報によると、突如として伝説に謳われる「巨人」がラクロア王国を襲撃し、なす術もなく壊滅させられてしまったという。
伝説の巨人は本来、大地の守り神であり、非常に優しい性格をしていると伝説には記載されており、人々の信仰の対象となっていた事、今回襲撃した巨人は完全に理性がないような状況であった事を合わせて告げられる。
このまま巨人を放置しておくと世界全土が地ならしの餌食にされてしまうため、騎士ガンダムは巨人を止めるため、「ルフォイの星」と呼ばれる巨人に深く関わりのある崇高な占い師を頼り、巨人の情報を集めるため再び出立する。
巨人を操る闇の組織
騎士ガンダム達はルフォイの星がいる砂漠のオアシスの町にたどり着き、今回の騒動と巨人の秘密を教えてもらう事に成功する。
ルフォイの星によると、「バウ」と名乗る赤い騎士に巨人の魂である水晶玉を奪わてしまい、そして、水晶玉を奪ったと思われる謎の組織が巨人の理性を封じ世界各地で破壊行為をして回っているという。赤い騎士は街からさらに先の砂漠へと逃げて行ったという情報も手に入れた。
騎士ガンダムはルフォイの星に頼まれ、伝説の巨人を止めるため、砂漠へと足を進めた。
おのーれおのれ、泥の巨人を倒すとは!
騎士ガンダムは砂漠へと進撃し、砂嵐の中に敵の基地を発見する。
すぐさま攻撃を開始すると、メッサーラと名乗った謎の男の呼応に応じ、巨人が姿を現した。
巨人の使いである妖精によると、その巨人は偽物だとの事であったので、騎士ガンダム一行は巨人に対し応戦し、辛くも勝利を収める。
「おのーれ、おのれ、泥の巨人を倒すとは!」
謎の組織の切り札とも言える泥の巨人を下した騎士ガンダムの前に、魔術師メッサーラはついに本物の巨人を呼び出し騎士ガンダムを意地でも倒そうとする。
放たれし光の弓矢よ、未来へ飛んでいけ!
伝説の巨人、サイコゴーレムと対峙する騎士ガンダム。
騎士ガンダムの呼びかけに対して巨人はまるで反応せず、ただ暴れ狂うのみ。メッサーラを倒し必死に説得を試みるも、巨人は完全に暴走しておりなす術がない。このままでは巨人に世界中が地ならしされてしまい、世界崩壊の危機を迎えてしまう事は誰の目にも明らかであった。
最後の手段として、騎士アムロは巨人を倒す事の出来る唯一の武器「光の弓矢」を妖精から預かっていた。このままでは巨人の地ならしにより世界崩壊は免れない。騎士アムロは意を決し、巨人を倒すべく光の弓矢を構えるも、突然光の弓矢はものすごい重量となり、持つ事すらできない状況になってしまった。そういえば、妖精が言っていた・・・。
「光の弓矢を使えるのは伝説の勇者のみ」
そこで、騎士アムロは騎士ガンダムを呼び光の弓矢を手渡す。
騎士ガンダムは涙を流し光の弓矢を構え、巨人の核を撃ち抜いた。
核を失った巨人は崩れ去るも、巨人の塵の中から件の水晶玉が見つかる。
「巨人は死んだのではない、眠りについたのだ」
巨人の地ならしから世界を救った騎士ガンダムであったが、地ならしによるラクロア王国のダメージは非常に大きい。魔術師メッサーラが死の間際に叫んだ「ジークジオン様」という謎の人物の事が気にかかってはいたものの、地ならしによるダメージから人々を回復させ勇気づけるのも勇者の大切な使命。ラクロア王国の復興を手伝うと決めた騎士ガンダム達勇者パーティーは足早に岐路についたのであった。
次回を待て
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