MOBILE SUIT ENSEMBLE09レビュー 高機動試作型ザク編
上半身はザク、下半身はドムという何とも奇妙な格好をした高機動試作型ザクこと通称アイナザク。
機体の開発経緯については劇中でほとんど語られることが無く、様々な説が存在しているところがいかにも試作機と言う雰囲気を醸し出している。そんな謎めいたアイナザクがモビルスーツアンサンブルにて立体化を果たしました。
【MOBILE SUIT ENSEMBLE09弾】
・陸戦型ガンダム
・高機動試作型ザク
・ドム
・ホバードラック
・武器セット
高機動試作型ザク
【機体データ】
形式番号:MS-06RD-4
機体名:高機動試作型ザク
パイロット:アイナ・サハリン
登場作品:機動戦士ガンダム08小隊
まずは素立ちポーズ。
上半身は細身のザク、下半身は重量級機体であるドムという何とも不格好なところがいかにも実験機と言う雰囲気が出ており、むしろ不格好なところが魅力。
ドムの足の大きさが幸いし、接地性は非常に高い。
上半身はやや弱そうではあるものの、武装は少ない方が未完成の試作機と言うイメージが強くなるので、むしろこれで良い。
ザク系統の機体なので、もちろんモノアイの可動ギミックがついている。
パイプもしっかりザクのものとなっている。
背中はザクと同じくさっぱりしている。
足の裏のモールドがしっかり入っているのが地味に嬉しい。
付属品はザクを象徴する兵器であるザクマシンガン。
ザクマシンガンは宇宙世紀作品には多く登場する武器なので、ジオン系でオリジナル機を作る際に武器として重宝する。
武器セットには1弾などに付属したヒートホークが付属。
闇に潜む漆黒の狩人
それでは、恒例のバトルポーズに入ります。
「降下作戦開始!」
密林に潜み敵を警戒するアイナザク。
ヒートホークを振り上げるポーズ。
フル装備。
もしアイナザクがダブったら俺設定で試作要素を加えたオリジナル機を作るのも面白そう。
やっぱりザク系統の機体はザクマシンガンをぶっ放す姿が似合う。
「総員撤退!敵に警戒しつつ離脱せよ。」
アンサンブル9弾 高機動試作型ザクの凄いところ
〇プレバンで発売されたHG版を彷彿させるような色合い。
〇試作機らしいアンバランスさがSDになりさらに増している。
〇元々色分けが少ないというのもあるが、色分けについては完璧。
なお、アイナザクは試作機のため武器も少なく、色分けやプロポーションも完璧なので残念なポイントは存在しない。むしろラインナップに入れてくれてありがたいくらい。
まとめ
今までに黒い三連星仕様のザクは何度も立体化されてきたが、アイナザクはカプセルトイ商品では初立体化となり、地味ではあるものの非常に珍しい機体なので、モビルスーツアンサンブルのコレクターであればぜひ入手しておきたい。改造用としても優秀で、ジオン系の機体を作る場合、上半身と下半身をばらして自分なりの設計思想でコンセプトを決めて改造してみるのも面白いだろう。
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