おもちゃを安易に捨ててはいけない3つの理由
あなたは子供時代、親の勧めで思い出の詰まったおもちゃを処分してしまった事はありませんか?遊びすぎて破損してしまったものなどは捨てざるを得ない場合もあるが、殆どの場合「引越しを機に」、「部屋の大掃除を機に」など親の勧めや都合などにより何となく受け入れてしまうという場合がほとんどでしょう。
あなたがあなたの意思で本当に不要と思ったものであれば処分しても構わないが、親などの部外者によって捨てられてしまったのであれば後年になりきっと大後悔することになるでしょう。今回は久しぶりのおもちゃ塾と言う事で、安易におもちゃを処分してはいけない理由を解説します。
なぜ親は安易におもちゃを処分しようとするのか?
あなたは親の勧めでおもちゃを処分してしまい、後年に大後悔した事はありませんか?管理人は初販のヘッドロココを含むビックリマンシールと元祖SDガンダムの闇皇帝を処分してしまった事を後悔しています。
別に初販のヘッドロココが現在では値が付けられないほどの高額レアアイテムだからではありません。管理人の子供時代は空前のビックリマンシールブームであり、友達は全員アニメ、シール共にビックリマンのファンでした。友達の家に遊びに行けばおやつに余ったビックリマンチョコが出て来るケースが多く、食べ飽きた!などと贅沢な事を言っていたものです。ビックリマンシールを集め、友達と集まってトレードしたり好きなキャラのシールが出ないと愚痴を言ったり、管理人にとってはとても大切な思い出です。そんな思い出の詰まった大切なビックリマンシールをなぜ捨ててしまったのでしょうか?
時代は流れ、不動産投資がうまかった父親はバブル崩壊前にマンションを売り抜いて地価が大幅に下がったタイミングで持ち家を手に入れました。そして、引越しを機に今まで集めたコレクションを処分することを母親に勧められ、結局言われるがままに手放してしまいました。その頃管理人は中学生になりガンダムにハマりHGクラスを作れるようになっており、小学校時代の友人とも疎遠だし過去の思い出は「もういいかな」と思ってしまい処分に至った。
さて、なぜ母親はバインダー2個程度分しか容量を取らないビックリマンシールを邪魔に思ったのでしょうか?理由は簡単で、思い出の当事者は管理人本人であり母親ではないからです。つまり、思い出の詰まっていない部外者から見たらただのゴミに見えたのでしょう。
なぜ親が子供のおもちゃを捨てたがるかという問いの回答は「思い出の当事者ではないから」というのが正解です。
おもちゃを安易に捨ててはいけない3つの理由
いくら血の繋がった親といえど、思い出は本人にしか理解することが出来ない、という事は理解していただいたと思う。その上で、親の勧めや引越しを機に、など安易な理由でおもちゃを処分してはいけない理由についてを紹介していきます。なお、ここで言う「安易に」とは、親などに言われたから、というあなた自身の意思ではない場合の事を言い、あなた自身が本当に不要と思い行動したケースは除外します。
大切な思い出の喪失に繋がる
あなたは昔の写真や日記などを読み、当時の事を鮮明に思い出した、という事はありませんか?これは思い出が深ければ深いほど顕著であり、あなたに多大な影響を与えた写真であれば、いつ、どこで、誰が、何のために撮影したものかすぐに思い出す事が出来るでしょう。逆に会社の飲み会など、どうでも良い思い出は思い出すまでに時間がかかり、最悪の場合思い出せない事もあります。
この事は何も写真や日記だけではなく、おもちゃにも同じことが当てはまります。子供時代に楽しんだものと言うのは、あなたに多大な影響を与えているのですぐに思い出す事が出来るでしょう。確かにこれはあなたにしか理解できない自己満足ではあるが、思い出をたくさん持っているというのは人生豊かだと思いませんか?そんな大切なものを処分してしまうという事は思い出の喪失に繋がるので、長期的にとらえると良い選択とは言えません。
後年に買い戻す事が難しいケースがほとんど
あなたは30年前のおもちゃを持っていますか?
SDガンダムフルカラーステージのようにコレクターが多く流通量の多いものは今でも比較的簡単に再入手することが出来るが、管理人が捨ててしまったヘッドロココなどはどうだろうか?今となっては値段が付けられないほどのお宝アイテムで、市場に出れば10万円を超えるものも珍しい事ではない。
1つ誤解しないでほしいが、管理人が言いたいのは「今売れば10万で売れたのに!」のようなお金の話ではない。
あなたにとってお金では買えない大切な思い出を処分してしまい、何かの拍子に再度入手したくなったとしても、既に絶版だったり超高額で取引されていたりしたら再入手することはほぼ不可能。自らの意思であれば諦めも付くが親に言われたから捨てた、というケースが一番後悔が残るものです。
話しのネタを失ってしまう
あなたは同窓会や友人の結婚式、同年代が集まるOFF会に出たことはありますか?
同じ世代が集まれば子供時代の流行の話になるという事は珍しくないでしょう。古くからの友人と言えど、10年も会っていなければ何から話して良いのかわからないものです。そんな時に当時の流行の話から入り、今でも持ってるよ、と言えば良い話のネタになり、久々の再開を心から喜ぶことができるはずです。当時のおもちゃというのはそんな話のネタを提供してくれるアイテムであり、当時の流行を思い出すのに良いきっかけとなる。
人生は短いようでけっこう長いので、本当に何が起こるか分からない。小さなおもちゃ1つで子供時代の話で盛り上がり、連絡手段の発達した現代に於いては一度友人と再会すれば簡単に連絡を取り会えるようになるので、疎遠だった友達と年に1回くらいは再び顔を合わせる事が出来るようになるかもしれない。これは「小さな鳥の羽ばたき程度のエネルギーがはるか先で巨大な風を起こす」というカオス理論のような話ではあるが、ありえないトンデモ話しじゃないと思いませんか?
断捨離=捨てるではない
新しい自分に生まれ変わるために今までのものを処分する、という断捨離という言葉を誰しも一度は聞いたことがあるだろう。断捨離とは、「不要な思いをモノと一緒に処分する」ことであり、適当に古いものを捨てる事を断捨離とは呼ばない。
例えば酷い別れ方をした彼氏彼女との思い出の品物や、辛かった時期を思い出させるような物など、あなたにとって確実に要らない思い出が詰まっている物であれば断捨離として処分すれば、その分より良い運気を呼び込むことができるだろう。
そこで、あなたに問います。
「おもちゃは必要のない思い出ですか?」
堂々とあなた自身の思い出Yesと回答できる人は処分しても後年に後悔することはないでしょう。ただ、少しでも迷う場合は処分は避けるべきであり、親に言われたから、などの理由で処分するのはもってのほか。管理人の事は親の言いなりになった愚か者と笑って頂いて結構だが、あなたには管理人と同じ過ちを繰り返して欲しくないので、あえて厳しい言葉を使わせていただきます。
「親やメディアはお前の神か?」
管理人の経験上、親の勧めで動く人生ほど後悔が残るので、親に言われた事を自分で考えもせず受け入れるのであれば、それは価値の無い人生だと断言します。
おもちゃにまつわる怖い話 メリーさんの電話
これはとある少女の物語。
少女には「メリー」という名前の人形を持っていたが、かなり古くなってしまっているので所々汚れていた。引越しを機に、親からメリーを処分することを提案され、新しい人形を買ってもらう事を条件に何となく手放した。
進展しに引越して数ヵ月が経過し、新しい環境にも慣れ始めた時期に1本の電話がかかってくる。
「私、メリーさん。今、〇〇駅にいるの」
〇〇駅と言えば引越し前の最寄り駅。少々引っかかりはしたがいたずら電話だと思い受話器を置くとすぐにまた電話がかかってきた。
「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの」
急いで家のドアを開けて確認するも、誰もいない。やっぱりいたずらかと思った瞬間、三度電話が鳴り響く。
「私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの」
解説 メリーさんの電話
メリーさんの電話は「今、あなたの後ろにいるの」で締めてその後を好きに想像させることで恐怖心を煽る古典怪談の傑作だが、あなたが大切にしていたもので、思い出が強ければ強いほど物にも波動が残りやすくなる。物が恨みによって動くなど非科学的だが、世の中何が起こるか分からないので確実に似たようなことが起きないとは誰にも言えない。
この話が何を元にして作られたものなのか、あるいは完全な創作なのかは分からないが、安易に思い出を始末してはいけない、という良い教訓だろう。
まとめ
不要なものを処分するというのはあなた自身の意思で行う事により「断捨離」となり人生より良い方向に向かうという事はとても多いものだが、引越しを機に等の曖昧な理由や親に言われたから等の自分の意思とは関係なく何となく受け入れてしまった場合、後年になり大後悔してしまい、後悔してももう遅い、という事は多々あるもの。
短いようで長い人生、何が起こるか本当にわかりません。当時流行した小さなおもちゃ1つで新たな友人が出来たり、子供自体の友人と再会し話が盛り上がったりすることは非常に多く、ここでは考えられないような大きな出会いやチャンスを過去の思い出が詰まったおもちゃによってもたらされる可能性すら秘めています。
入手するのはとても難しくても捨てるのは驚くほど簡単なもの。簡単にできてしまうからこそ親は安易に「捨てなさい」という大きなお世話をするのだが、思い出は安易に処分してはいけないものだと管理人は考えます。
この記事があなたの今度の人生に役に立ってくれれば幸いです。
コメント
オイラも当時リアルタイムで購入した、武者ガンダムやナイトガンダムのガンプラを捨てられました…
1番悲しかったのがお小遣いとお年玉を貯めて買った、SDじゃない方のコマンドガンダムのフィギュアを捨てられたことです😭
モノの価値と言うのは当事者でないと分かりませんからね。
思い出と言うものは資本主義の世界で唯一お金で購入できないものなので、大切にしたいですよね。
やはり、コレクターにとって一番の敵は親か(;^_^A