GフレームFA06レビュー2 ギャン編

ライジングフリーダムとイモータルジャスティスがあまりにも目立ったのか、店頭では余る傾向にあるギャン。劇場版の2機ほどの派手さはないが、出来は非常に良いのでギャン好きには必須アイテムと言っても良いだろう。

【GフレームFA06 ラインナップ】
・ライジングフリーダムガンダム（アーマーセット）
・ライジングフリーダムガンダム（フレームセット）
・イモータルジャスティスガンダム アーマーセット
・イモータルジャスティスガンダム フレームセット
・ギャン アーマーセット
・ギャン フレームセット
・シャア専用ゲルググ アーマーセット
・シャア専用ゲルググ フレームセット

ギャン

ギャンの構成はアーマーセットにギャンの外装パーツ、フレームセットに可動フレームとシールド、ビームソードが付属する。余談だが、ギャンのビームソードはレーザーソードとする設定資料も見られ、粒子（ビーム）剣なのか光線（レーザー）剣なのか判然としない。

手首は通常の持ち手以外にも、ビームサーベルやシールドを構える時にポーズが決まるように専用の持ち手も付属している。

アーマーセット

箱を開けるとこんな感じ。
殆ど完成形で入っている。

組み立てるとこういう感じになる。
首と腕が回るが、基本的には可動はない。

腕が回る仕様になっているので「すしざんまいポーズ」くらいは取れる。

フレームセット

シールドのディテールと井分家は完璧で、モビルスーツアンサンブルに勝るとも劣らない。ビームサーベルは残念ながらクリアではない。

いつものフレームだが、専用の持ち手パーツが付くのでちょっと豪華。

色のついた肩パーツを挟んで可動フレームの完成。

この状態でもかなり動くが、シールドが重すぎてフレームのままでは安定しない。

ギャン　完全版

それでは、静から動へ、を体現してみましょう。

可動フレームを組み込むと一気に可動域が上がるので両手持ちポーズも余裕で取れる。

毎回思うけど、外装パーツをすべて剥がされた無可動ハンガーがちょっと悲しい。

可動についてはHGUCギャンとほぼ互角。

ギャンと言ったらやっぱりこのシルエットですね。

モビルスーツアンサンブルで実装されていたハイド・ボンブとニードルミサイルの発射エフェクトが欲しかった。余談だが、モビルスーツアンサンブル27弾でラインナップされる量産型ズゴックにもミサイル発射エフェクトが付く。担当者が変わり、このような遊び心のあるパーツが増えたように感じるが、武器セットのボリューム不足はやはり気になる。

ハイド・ボンブ、ニードルミサイル発射ポーズを取るための持ち手も付属する。

色分けについては完璧と言っても良いだろう。

闇軍師、マ・クベ出撃

それでは、バトルポーズに入ります。

「ここは私が出よう。」

「ギャン、出るぞ！」

ビームサーベル逆手持ちの挑発ポーズも余裕で取る事が出来る。

「さあ、相手をしようか！」

「アバンストラッシュ！！」

と見せかけて機雷を射出しつつニードルミサイルで不意打ち。

「この壺は、良いものだー！」

まとめ

派手な機体が多いGフレームFA06弾の中では少々地味で不利だが、機体の色分けやディテール、大振りに作られたシールドとビームサーベルなど、ギャンらしさがしっかり再現されているので、ファーストガンダムのファンであればぜひ入手しておきたい。マ・クベ大佐は汚い手ばかり使う人物だったので反感を持つ人も少なくないと思うが、大人にはどんな手を使ってでも勝たなければいけない時がある、と言う大人の振る舞いを教えてくれている良い教官にも思える。

財力が許すのであれば、ギャンを2個買いし、ゴールドに塗装してギャンギャギャンにしてみるのも面白いかもしれない。