棚がスカスカ!ガンダムベース東京の現状について
等身大ユニコーンガンダム立像が鎮座するガンプラの聖地、ガンダムベース東京。
現在のガンダムベースはBB戦士再販ラッシュで盛り上がっているが、HG以上のリアルタイプはほとんど在庫が無く空っぽの棚が目立つ異常事態となっている。そんな危機的状況にあるガンダムベース東京へ出向いて現地の状況を調べてきました。
潤沢なBB戦士の在庫
鮮烈な復活を遂げた輝羅鋼パーツが付属する隠密ガンダムエアリアルと78代目武者頑駄無。東京都内でこの2つが購入できる場所はガンダムベース東京以外にはもう存在しないだろう。
旧BB戦士は「地上最強編」、「武神輝羅鋼」、「7人の超将軍編」、「武者烈伝」、「ちーびー戦士」を中心に大規模な再販が行われ、在庫は非常に潤沢であり超機動大将軍等の大型キットも購入可能となっている。また、覇道武者魔殺駆のようなSDからリアルタイプに変形するギミックを搭載している事で人気の高いキットも多数再販されているので、欲しい人は今のうちに抑えておいた方が良いだろう。
再販ラッシュに沸き上がるBB戦士についてはまだまだ在庫が潤沢にある事が判明した。
スカスカの棚!絶望的なHG以上
残念な事に、HG以上のリアルタイプのガンプラについては写真のように空っぽの棚が痛々しくむき出しになっている状況で、再販されてもすぐになくなってしまう様子。転売問題や新型コロナ流行時ですらこのような酷い状況ではなかったので、ガンダムベース東京の歴史史上最悪の状態と言っても過言ではないだろう。
劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDO」が現在は盛り上がっているが、肝心のガンプラは数が非常に少ない。パネル展示などで在庫の少なさをごまかしてはいるものの、この程度ではごまかし切れていないというのが現状。
店員さんが語るガンプラ品薄の理由
品薄になっている理由について、ガンダムベースの店員さんにいくつか質問をしてみました。もちろん忙しいスタッフさんを占有しないように気を付けてお話をさせていただきました。
品薄の理由について
インバウンド需要、機動戦士ガンダムSEED FREEDO人気というのもがるが、実際のところは入って来るガンプラが少なく、入荷してもすぐに売り切れてしまうとの事。スカスカの棚を埋めるだけの在庫は現在なく、主力商品はSDガンダムと言っても過言ではない様子。
現状の回復についてはまるで目途が立っておらず、こればかりは政治情勢なども関係してくるので、誰に聞いても分からないというのが本音だろう。
なお、SDガンダムについては一部在庫切れとなっている人気商品はあるが、かなりの数が再生産された様子で、在庫はまだまだあるとの事でした。
転売対策について
ガンプラの再販がかかるとその日のうちにメルカリに高額で出品されるのは日常の光景となってしまっているが、ガンダムベースでは1日1会計、どんな理由があろうとも一人10点までという厳しい制限を設けている。この制限は解除する予定は今のところはないとの事。
イベントブースのガンダムベース限定商品については一人1個まで、というようなイレギュラーな制限をかける場合もあるとの事で、転売対策は万全な様子。
追加質問 外国人(中国人)にも同じ対応なのか?
ここで気になるのは、日本語が分からない外国人にも同じことを言っているのか、という事。日本人だけ制限して中国人を優遇している家電量販店も見られるが、ガンダムベース東京ではどの国籍の人であってもルールは守ってもらうよう徹底しているとの事。
しかし、複数人で来てルールの範囲内で購入する中国人については制限しきれない様子。
ガンダムベース東京閉店?噂の真相
Xを中心としたSNSでは「ガンダムベース東京閉店」という噂が飛び交っている。
ガンダムベース東京のあまりにも少ない在庫を目の当たりにしたSNSユーザーからは「閉店準備」や「閉店前なので在庫を入れていない」などと言ったネガティブな声が飛んでいるが、閉店については笑いながらきっぱりと否定してくれた。
在庫は少なくてもガンプラの聖地は健在である様子。
円安による海外流出
あなたはアメリカの平均時給をご存じですか?
月収については役職や勤続年数により大幅なずれが生じるので、アルバイトなどの非正規労働者の時給をここでは紹介します。
アメリカの平均時給は5000円。
単純に計算すると、日本では底辺と言われるフリーターですら月収100万円は稼げているということになり、日本では平均時給1000円に届くか届かないか、という状況なので、日本の5倍と見ても良いでしょう。単純にガンプラに換算すると、HGガンダムキャリバーンが2200円なので、この金額をアメリカ人が見た場合、日本人の感覚の5分の1という事になり、440円感覚という事になる。HG以上であってもBB戦士を買う感覚なので、非常に割安感があるでしょう。
さらに、輸出企業優遇政策とインバウンド呼び込みのため、過度な円安誘導を行った結果、1ドル150円前後という円安が日本経済を苦しめており、外国人から見たらHGキャリバーンなんか100円感覚なのかもしれない。
まとめ
ガンダムベース東京始まって以来最悪の品薄状態が続いており、ガンプラそのものの生産数は落ちていないが、上記で説明した通り、円安が大きな原因となり海外に在庫が流れてしまい、それだけでは飽き足らず、外国人が日本の土地や株などの資産を買い漁る感覚で、ガンプラまで無駄に買っているため、さすがのガンダムベースもお手上げというのが本音だろう。
1日も早いインバウンドと円安の終息を願うばかりである。
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