これで迷わない!ガンプラの難易度やグレードまとめ
ガンダムの食玩やモビルスーツアンサンブルなどのカプセルトイフィギュアを触っていくと、次はガンプラに手を出したくなるというのは必然の流れだろう。しかし、ガンプラは歴史が長い分、種類やグレードが煩雑で、初心者はどれを選んでよいか分からず、ガンプラは敷居が高いと思ってしまう事もあると思う。今回は、第三回おもちゃ塾という事で、ガンプラの難易度やグレードについてまとめてみました。
BB戦士/SDガンダム
【BB戦士/SDガンダム】
・スケール:ノンスケール
・色分け:甘い
・価格帯:500円~2000円
・製作時間明安:30分~1時間
・作りやすさ:超初級レベル
モビルスーツをアニメでおなじみの3等身にデフォルメした可愛いガンプラ。
BB戦士の歴史は非常に長く、「BB戦士」ブランドだけでも400体を超え、モビルスーツのデフォルメから擬人化モビルスーツまで数多く販売されている。SDガンダムの中でも「クロスシルエット」、「EXスタンダード」、「ワールドヒーローズ」など様々な種類が発売されているが、基本的にはすべて同じ等身と思っていただいて良い。
SDガンダムの良いところは、タッチゲート方式を採用している場合が多く、ニッパーなどの工具を使わなくても完成させることが出来るので、食玩感覚で作る事が出来る。
その気になれば小学生でも作る事が出来るので食玩と同じような感覚で気楽にガンプラを作ってみたい人や、ワールドヒーローズなどのSDガンダムのアニメが好きな人は迷わずSDガンダムから始めてみると良い。
工具が不要なうえ、金額も手ごろなので、始めようと思えばその日のうちに買ってきて完成させることが可能。
EG(エントリーグレード)
【エントリーグレード】
・スケール:1/144
・色分け:ある程度良好
・価格帯:1000円~2000円
・製作時間明安:30分~1時間
・作りやすさ:初級レベル
EG(エントリーグレード)は、仮面ライダーやドラゴンボールなどのキャラクタープラモデル中心であったが、2020年にガンダムに参入したことにより、ガンプラに新たなグレードが誕生した。作りやすさと広い可動域を両立させたEGはSDガンダムと同じく玩具としても側面が強い。また、SDガンダムと同じく、タッチゲート方式を採用しているので、工具不要で組み立て可能という強みもある。
簡易的なガンプラではあるものの、可動域は驚異的であり、ガンダム00時代のHGよりも広い可動域を持っている。安い、簡単、良く動くの3拍子揃ったガンプラなので、SDガンダムのようなデフォルメではなくリアルタイプを作ってみたいという人にお勧めしたい。
しかし、EGは上述した通り安い、簡単、良く動くの3拍子揃っているので非常に人気が高く、入手しにくいのが難点となる。また、最近できたばかりのグレードなので、種類もファーストガンダム、νガンダム、ストライクガンダム、ビルドストライクギャラクシー、ラーガンダムの5種類しかない。
HG ハイグレード
【ハイグレード】
・スケール:1/144
・色分け:ガンダム00セカンドシーズン以降は良好
・価格帯:1000円~3000円
・製作時間明安:1時間~2時間
・作りやすさ:初級~上級レベル
発売されている機体が最も多いガンプラで、世界標準規格と言っても良いだろう。
ガンダム00ファーストシーズン放送時期くらいのHGは色分けがそれほど細かくはなく、可動域もせいぜい食玩レベルであった。しかし、ガンダム00セカンドシーズンくらいからHGは急激に進化し、色分けや可動域が大幅に上がった。
ガンダム00のガンプラは「変革期」に当たってしまったため、HGガンダムエクシアとHGダブルオーガンダムでは色分けや完成度、可動域が大幅に異なるという珍現象が起きてしまった。
古いHGの腕の可動域はこの程度が限界であり、あまり動かない。それゆえ全体的な完成度もそれほど高くないので塗装必須と言われていたが、それは昔の話。
最近のHGはMGに迫る可動域と色分けに達しており、完成度が非常に高い。
作りやすさも重視しているので、1時間ちょいあれば余裕で完成させることが出来る。ガンプラに全く触れた事のない初心者は2時間見ておけば作れると思う。
SDガンダムやエントリーグレードと比較すると、難易度は上がるが、説明書を見ながらゆっくり組み立てればそれほど迷うことはない。HGは世界標準レベルなので、初心者はHGの完成を最初の目標にするのも悪くないだろう。
ただし、HGの中には難易度が異常に高いものがあるので気を付けておきたい。
内部にサイコフレームのクリアパーツを挟むHGユニコーンガンダム(デストロイモード)は製作が面倒で4時間程度完成に時間を要した。このようにやたら難しいHGは珍しいので、それほど気にする必要はないが、難易度が気になる場合は事前にネットで評判を調べてから手を出すと良いだろう。
RG リアルグレード
【リアルグレード】
・スケール:1/144
・色分け:非常に良好
・価格帯:2000円~4000円
・製作時間明安:2時間~4時間
・作りやすさ:上級レベル
1/144でありながら、見事な色分けと専用フレームによる驚異的な可動域を誇るガンプラ。HGとの違いはコックピットハッチが開くギミックが搭載されている事が大きい。
HGとMGの中間に位置するガンプラ、と公式では言っているが管理人の個人的意見では難易度はMG以上。細かいパーツが多いのでとにかく時間がかかり、2時間で終わる事はまずないと見て良い。いきなりRGに手を出すとガンプラが嫌いになる可能性があるので、初心者はHGに回った方が無難。
RGに挑戦する時期としては、HGをいくつか作り、もっと難しいガンプラが作りたい、という欲が出てきたタイミングで手を出すのが一番良いだろう。
MG マスターグレード
【マスターグレード】
・スケール:1/100
・色分け:非常に良好
・価格帯:4000円~20000円
・製作時間明安:3時間~4時間
・作りやすさ:中級~上級レベル
今までのガンプラとの多いな違いは大きさ。
1/100なので、HGと比較すると大人と子供ほどの大きさの違いがあり、大きい分色分けや完成度などが高く、塗装する必要は一切ないほどに作り込まれている。MGは箱も大きくて敷居が高いと思われがちだが、実際のところはパーツが大きいのでそれほど難しい事はない。管理人の個人的意見では、RGよりも全然簡単。管理人は上記のRGフリーダムを作った後にMGデビューという事で、同じくフリーダムを作ったのだが、MGが思っていたほど難しくなく拍子抜けしたくらいでした。
PG パーフェクトグレード
【パーフェクトグレード】
・スケール:1/60
・色分け:非常に良好
・価格帯:10000円~30000円
・製作時間明安:数日間
・作りやすさ:ベテランレベル
「究極のガンプラ」と呼称されるパーフェクトグレード。
1/60という大きさも相まってか、ランナーはA~Zまでのナンバリングをカンストするほどにランナー枚数が多く細かい。実際に店頭に出向いてはこの大きさを見てもらえれば分かるが、1日で完成できるレベルでないのは間違いない。初心者がうっかり手を出すとガンプラが嫌いになる事間違いなしというほど製作は困難を極める。
10000円以上という金額もあり、残念ながら管理人もパーフェクトグレードには手を出せていない。
初心者にお勧めしたガンプラグレード
BB戦士やEG級なら余裕、HGなら初心者でも頑張れが何とかなる、というのが結論。つまり、初心者はこの3つから選べば問題はないので、リアルタイプを作ってみたい場合はビビらずにいきなりHGから入ってしまってもガンプラが嫌いになることはないだろう。
可愛いガンプラが好きな人は迷わずSDガンダムから入ると良いだろう。工具も不要なので、思い付きで購入して何も考えずに製作を開始してもその日のうちにあっさり完成させることが出来る。
デフォルメ等身かリアル等身かは好みの問題なので、デフォルメが好きな場合はSDガンダム、リアルタイプから入りたい場合はHGをお勧めしたい、というのが結論となる。
ガンプラはあなたが思っているよりもずっと簡単なので、この機にガンプラデビューを検討してみませんか?
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