MOBILE SUIT ENSEMBLE01レビュー ガンダム&Gファイター編
2016年に今年最大の話題、と称されたガシャポンが発売された。
その商品の名は「モビルスーツアンサンブル」。
1個500円のカプセルトイは当時存在せず、ガシャポン史上最高額商品であったのにもかかわらず、発売当初はガシャポン筐体の前に長蛇の列が出来るという異例の大ヒットとなった。その後、すぐに増産がかかり再販され、さらに2019年に再々販されている。
今回は、現在に至ってもヒットを飛ばしているモビルスーツアンサンブルの原点とも言える、1弾の中から、ガンダムとGファイターをレビューしていきます。
【モビルスーツアンサンブル1弾ラインナップ】
・ガンダム
・量産型ザク
・Gファイター
・ユニコーンガンダム
・武器セット
ガンダム
【機体データ】
形式番号:RX-78-2
機体名:ガンダム
パイロット:アムロ・レイ
登場作品:機動戦士ガンダム
前回登場:ガシャポン戦士f12
まずは素立ち。今となっては当たり前のフォルムだが、当時としてはこの大きさに圧倒された。
色分けがHGに迫るほど完璧で、さらにモールドもしっかり入っているのが良くわかる。
背中も綺麗に作られている。
武器は劇中で多用していたビームライフルとシールド。ガンダムという機体を象徴する武器防具と言っても過言ではない。
武器を装備すると印象が変わるね。
この可動には誰もが驚いた。高額商品とは言え、カプセルトイでここまで本格的なアクションフィギュアは初めてだったので、この驚きが大きなヒットを生んだ要因でもある。
ガンダム用の武器セットはハイパーバズーカ。
そして、ビームサーベル。完全にクリアで色はついていないが、好きな色に塗装できるようにという気持ちを込めて、クリアにしたと担当者の方がブログで語っていた。
ハイパーバズーカを持つとやや背中のビームサーベルに干渉するのが難点。
Gファイター
【機体データ】
形式番号:なし
機体名:Gファイター
パイロット:セイラ・マス
登場作品:機動戦士ガンダム
前回登場:SDガンダムフルカラーステージDX1
非常に久しぶりの登場となったGファイター。今回の目玉として、ガンダムとドッキングが可能。
砲身は上下にしっかり動く。
キャタピラも当然取り外し可能。
当然、劇中のように乗ったりすることも可能だけど、かなり足場が狭い。もう少し大きく作って欲しかったけど、1弾だしそれは僭越というものでしょう。
Gファイターとの連携
モビルスーツアンサンブルの目玉は重装備と組み換え。ファーストガンダムとGファイターの組み換えで、劇中で見せた様々な戦闘形態を再現できるようになっている。ここでは、ガンダムとGファイターの連携を紹介します。
Gブル
まずはGブル。ガンダムの足と首を外し、Gファイターにくっつけて砲身を回転させれば完成。
コアファイターはさすがにないので後ろから見るとスカスカ。アンサンブルの進化は止まらないので、そのうちコアブロック・システムに対応するファーストがラインナップされる可能性は十分にあるのではないでしょうか?
ガンダム MAモード
ザクレロ戦の時に見せた宇宙での高機動モード。ガンダムの足を外してGファイターとくっつけて完成。このモードが出たのは1話のみなのであまり印象には残っていないが、ガンプラなどのキットでは必ずと言って良いほどこのMAモードが再現されているので、そういう意味では印象深い。
Gアーマー
そして、最大の目玉であるGアーマー。
カプセルトイ商品でここまで連携が取れるモビルスーツアンサンブルのポテンシャルを見せつけられた瞬間でもあった。
跳べ!ガンダム
ここからは恒例のバトルポーズ。Gファイターとの連携もしっかりお見せします。
「アムロ、行きます!」
「セイラ・マス、行くわよ!」
「何だこのプレッシャーは!?」
Gファイターとの連携攻撃
「見せてもらおうか、貴様のその実力とやらを!!」
シャア専用ザクはまだラインナップされていないのでルナマリア専用ザクウォーリアで代用。厳密には赤いザクは0弾で出ているが、シャア専用ザクではない。
「今度こそ、シャアの動きに追いついて見せる。これで何度目だ!?」
ビームサーベル抜刀ポーズも余裕で決まる。
「ここで落とす!」
「甘いな、その程度の腕前で!!」
Gファイターに乗るガンダム
「早い!?敵はどこだ・・・」
MAモードは完璧に再現されている。
Gブルも再現度が非常に高い。
そしてGアーマー。
シールドはガンダムに1つしか入っていないので、完璧なGアーマーを再現したい場合はガンダムをもう1つ当ててシールドを左右に装備すれば出来上がる。
アンサンブル1弾 ガンダム&Gアーマーの凄いところ
○今までに出たどのガシャポン商品よりも可動域が広く、色分けも完璧
○Gファイターとの連携で様々な戦闘形態に組み換え可能
○ビームライフルが硬質プラパーツ
アンサンブル1弾 ガンダム&Gファイターの残念なところ
×Gファイターをもう少し大きく作ってほしかった
×コアファイターが欲しくなる
まとめ
モビルスーツアンサンブルの快進撃は2016年に始まり、現在も留まるところを知らない。カプセルトイ=子供でも複数買いやすい金額という常識を一気に打ち破り500円商品として大人層をターゲットにしたバンダイナムコ、ベンダー事業部の英断に拍手を送りたい。円安の悪影響でモビルスーツアンサンブルの勢いに水を差されてしまった状況が続いているが、これだけの大ヒット商品であれば持ちこたえる事もできるでしょう。
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