【キャッシュレスガチャガチャ】スマートガシャポンとは何か?
ガシャポンのデパートなどの専門店や大型ターミナル駅などに設置されているスマートガシャポン。名前からしてキャッシュレスのガシャポンだとはわかると思うが、いまいち使い方が分からないのでスルーしているという人もいるのではないでしょうか?
今回は、スマートガシャポンについて解説します。
スマートガシャポンとは何か?
スマートガシャポンとは、その名の通り交通系ICカードやQRコード決済など、キャッシュレスで購入することが出来るカプセルトイ筐体の事を言います。購入方法は下記の通り。
【スマートガシャポン購入方法】
1.中央部の画面にタッチし、購入したいカプセルトイ筐体を選ぶ。
2.交通系ICカードやQRコードを読み込ませる。
3.商品が出て来るので、取って購入完了。
交通系ICカードで飲み物を買った事は誰でも一度くらいはあると思うが、スマートガシャポンも飲み物の購入とほとんど同じで、100円硬貨を用意していなくても購入することが出来る。
スマートガシャポン対応の電子マネー
スマートガシャポンはPayPyaやSuicaなど、有名処のキャッシュレス決済にはほとんど対応しているので、普段使用しているキャッシュレスを使えば良い。中華系キャッシュレスは大手2社のものが対応しているが、香港で主流のオクトパスカードは非対応となっている。
【交通系ICカード】
Suica(スイカ)
PASMO(パスモ)
Kitaca(キタカ)
TOICA(トイカ)
manaca(マナカ)
ICOCA(イコカ)
SUGOKA(スゴカ)
nimoca(ニモカ)
はやかけん
【QRコード決済】
PayPay
LINE Pay
d払い
au PAY
—-中華系QR決済—-
Alipay(支付宝)
WeChat Pay(微信支付)
スマートガシャポンのデメリット
スマートガシャポンは100円硬貨を持っていなくてもカプセルトイを購入できるのが大きな売りではあるものの、自販機で購入するお茶と違い、マニアになればなるほど複数購入するのが当たり前。複数購入する場合は画面タッチ→購入商品を選ぶ→電子マネーをタッチという作業を何度も繰り返さないといけなくなるので、全然スマートな購入方法ではない。これでは100円硬貨を入れた方が明らかに購入スピードは上なのでコイン投入型が依然として市場の9割以上を占めるのは至極当然であろう。
余談だが、香港は完全にキャッシュレス優位で、レストランで1000ドルくらいの支払いに現金を使ったら店員に驚かれてしまい、バイトと思われる店員では処理方法が分からなかったらしく支配人が出てきて決済をした、という事があった。日本で100万円の支払いに現金を使っても驚く店員はいないと思うが、香港人にとっては万札1枚でもマイナーな支払い方であると実感させられた。
日本は香港などのキャッシュレス先進国と比較をすると、圧倒的に現金優位なのでスマートガシャポンが主流になる日は遠いようだ。
スマートガシャポンのメリット
スマートガシャポンのデメリットから先に述べたが、メリットも存在する。
それは、スマートガシャポンがまだ主流ではないマイナーでやや面倒な買い方なので、レアもののカプセルトイが堂々と残っていたりすることがある。
大人気8センチ可動フィギュアシリーズ「アクアシューターズ」の2弾が発売後1年近く経過しているのにもかかわらず、スマートガシャポンで売れ残っていたのを管理人は目撃したことがある。場所は池袋駅構内という好立地であったにも関わらず満タン近く残っていた。
売れ残っていた理由は、購入方法が一般的ではないので敬遠してしまっているのか、スマートガシャポンゆえに面倒がられてしまい目にも止まらなかったのかのどちらかだろう。
まとめ
クレジットカード等のキャッシュレス決済はある程度浸透してきているとは言え、日本はまだまだ現金優位社会であり、キャッシュレスは敬遠する人が多いというのが現状である。パチスロでもスマートスロットことスマスロというコイン不要で遊技が出来る筐体が出てきてはいるものの、導入しているパチンコ屋はそれほど多くはない。パチ屋でスロットを打つのであればやっぱりお金を入れてコインを出してちまちまコインを投入しながら打つのが一番落ち着くだろう。
スマートガシャポンもスマスロと同じ理由で、コインを投入して商品を買うのが一番しっくり来るだろうし、何より現在のスマートガシャポンは複数買いに向かないという大きなデメリットが存在するので敬遠されても仕方がない。
しかし、スマートガシャポンはその面倒さゆえレアものが売れ残っていたりするメリットもあるので、コレクターであれば面倒がらずにスマートガシャポンの筐体も見て回ると良いだろう。
いずれにせよ、スマートガシャポンが日本で主流になるのはキャッシュレスという概念が現金を上回った時であり、現金派が圧倒的大多数を占める30代以降がすべて退場した2100年頃ではないかと予測される。
我々カプセルトイコレクターの命題はスマートガシャポンへの対応ではなく、日本が誇るカプセルトイという素晴らしい文化を少しでも多く世界に広め、スマートガシャポンが主流となるであろう22世紀までカプセルトイ文化の火を消さない事である。
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