BB戦士No71 アルガスナイトZ 素組みレビュー
アルガスナイトZ発売当時の1990年はBB戦士、元祖SDガンダムの2種類のブランドがあり、BB戦士は武者系、元祖SDガンダムは騎士系という差別化をしており、BB戦士でSDガンダム外伝のキャラクターが立体化するのは珍しかった。アルガスナイトZの正式名称は「剣士ゼータガンダム」だが、商標など、大人の事情によりアルガスナイトZと命名された。この商標関連の問題は度々発生しており、サタンガンダム発売時も、BB戦士が先にブラックドラゴンという名称を使ってしまったため元祖SDでは「サタンガンダムー恐怖の正体ー」という名前となった。
なお、カラバリの聖龍騎士ゼータガンダムについては下記記事を参照してください。
【キット情報】
名前:アルガスナイトZ
BB戦士No:71
登場作品:SDガンダム外伝 アルガス騎士団
モチーフ:Zガンダム
発売年:1990年12月
価格:500円
キャラクター紹介
アルガス王国3師団の一翼、騎馬隊の騎士隊長。
騎馬隊こそがアルガス騎士団最強である、という強い信念を持っており他の軍団長と対立するなど指揮官として未熟な面が見られたが、騎士アムロに厳しく叱責を受け騎士道とは何かを再認識することとなる。戦闘では軍馬を使ったスピード戦法を用いてキレのあるアクションシーンが印象的で、騎士アムロの教えである「力には技」を忠実に実行し、戦士ドライセンを敗退に追い込むなどムンゾ帝国打倒に大きく貢献した。
パッケージアート、ランナー紹介
パッケージアートには凛々しい騎士ゼータガンダムが描かれている。劇中ではアルガスナイトZという名は一切出てこないのでやや違和感はある。
箱を開けるとこんな感じ。
龍の盾が金メッキになっており非常に目立つ。
愛馬アーガマや足を収めた白ランナー。
胴体や手足に使う青ランナー。
主に馬の脚に使う黒ランナー。
そして金メッキランナーとポリキャップ。
説明書には様々な情報が記載されており、コミックワールドも載っている。
アルガスナイトZ
青、白、金メッキの3種類で構成されており、30年以上前のガンプラにしては頑張っている方ではないでしょうか。
顔はまさに若い騎士と言った感じでかっこいい。
金メッキの兜飾りが目立つ。
当然だが、聖龍騎士ゼータガンダムと完璧な互換性がある。
軍馬アーガマも一緒についているのでちょっとお得感がある。
もちろん騎乗可能。
騎乗用に足には可動ギミックが施されている。
付属品は飛翔の盾、ゼータごレートソード、龍の盾。
飛翔の盾からレイピアを抜くことが出来る。こういうギミックが当時としては楽しかった。
龍の盾を装備すると一気に豪華になる。
聖龍騎士ゼータガンダムと同じく、龍の盾は背中にマウント可能。
Attack on Titan
それではバトルポーズに入ります。
「これより壁外調査を開始する。総員、進めー!」
「長距離索敵陣形展開!」
「前方に巨人発見。信煙弾を撃て!」
「人類は、巨人になんか負けない!!」
「勝てる!人類の反撃はこれからだ!」
「作戦成功。総員退却せよ!」
まとめ
大人の事情により「剣士ゼータガンダム」という名前を使えなかった悲運のキットではあるが、軍馬アーガマが付属するなど、お得なキットとなっている。10年後に聖龍騎士ゼータガンダムとしてカラバリ版が発売されるなど、根強い人気ぶりが伺える。
最新SDガンダムシリーズのワールドヒーローズには可動や色分け、造形、何を取っても敵わないが、大人になった今だからこそ、子供時代に遊んだガンプラを再度作り思い出に浸ってみるのもよいのではないでしょうか?
コメント