BB戦士No211 機兵伝説 聖龍騎士ゼータガンダム 素組みレビュー

BB戦士

機兵伝説 聖龍騎士ゼータガンダム 素組みレビュー

SDガンダム英雄伝というシリーズはあまり聞き慣れないだろう。
BB戦士Noは211とある程度後発ではあるものの、発売されたのは2000年であり、この時期はSD戦国伝が終了しかなりの時間が経過しているBB戦士低迷期に当たる。戦国伝終了後もBB戦士は色々なシリーズを展開していたが、ヒットが生まれずに迷走を続けていた。そんな迷走シリーズの1つがSDガンダム英雄伝。

キットとして見てもアルガスナイトZの完全カラバリ商品なので真新しさはないが、今となっては入手が難しいレアキットであることは間違いない。

【キット情報】
名前:聖龍騎士ゼータガンダム
BB戦士No:211
登場作品:SDガンダム英雄伝
モチーフ:Zガンダム
発売年:2000年11月
価格:500円

パッケージアート、ランナー紹介

パッケージアートは勇ましい騎士という感じに描かれているが、SDガンダム外伝を知っている人が見ればすぐにアルガスナイトZのカラバリだとわかるだろう。

配色や瞳の有無など色々違いはあるが、基本的にはアルガスナイトZと同じ構成になっている。

箱を開けるとこんな感じ。アルガスナイトZの龍の盾はゴールドメッキだったのに対して聖龍騎士ゼータガンダムはシルバーメッキになっている。

コミックワールドは載っていないが、機体説明は書かれている。

必殺技などの情報が載っている。

体と頭部のランナー。メタリックブルーがとても綺麗。

足や武器、軍馬アーガマに使うシルバーのランナー。

シールド、レイピアなどを収めた黒ランナー、龍の盾や装飾に使うメッキランナー、そしてポリキャップというシンプルな構成。

聖龍騎士ゼータガンダム

完全にアルガスナイトZのカラバリだが、綺麗なメタリックブルーがとても目立つ。

2000年に発売されたミレニアムガンプラではあるものの、BB戦士低迷期に発売されたものなのであまり記憶に残っている人はいないだろう。

顔は機体らしく、瞳がない。

可動範囲はいつものBB戦士とほぼ同等だが足の可動が取り入れられている。

騎乗用に足首が動くようになっている。

アルガスナイトZと同じく頭部の角が飛ぶギミックが取り入れられているが、PL法の影響により全く飛ばない。BB戦士の弾丸が飛ばないようになった理由については下記記事を参照してください。

再販のBB戦士はなぜ弾丸がそれほど飛ばないのか?
再販のBB戦士はなぜ弾丸が飛ばないのか? あなたはBB戦士の名前の由来を知っていますか? Brave Battle Warriorsという回答は正しが、BB戦士発売当初は別の意味を持っていた。それは「BB弾を飛ばすギミックつきプラモデル」と...

付属品はシールド、シールドに内蔵されたレイピア、龍の盾、剣。

横から見るといかにも中世の騎士という感じがしてかっこいい。

龍の盾は背中にマウント可能。

アーガマ

アルガスナイトZと同じく、アーガマが付属する。配色が白から銀に変わっているのであまり馬っぽくないが、造形は細かくて綺麗。

馬に乗るとぐっと騎士感が出る。

心臓を捧げよ!

「これよりムンゾ帝国への最終反抗作戦を開始する。総員、心臓を捧げよ!」

「作戦開始!進めー!!」

「死者に意味を与えるのは我々生者だ。彼らを無駄死ににするな!!」

「兵士よ進めー!兵士よ叫べー!兵士よ戦えー!」

「敵兵接近!お前ら、剣を抜け!」

「目標を削ぎ落す!」

「我が信義、ことごとくに示さん!!」

「勝てる。人類の反撃はこれからだ!」

「長距離索敵陣形展開!押し通せ!!」

まとめ

アルガスナイトZのカラバリではあるものの、配色が非常に派手になっているので塗装不要でかっこいいキットとなっている。BB戦士は2000年代に迷走を続け、三国伝シリーズ発売で一気に息を吹き返す事になるのだが、三国伝での復活までBB戦士というシリーズを打ち切らずに繋げてくれた運営の努力がこのキットには詰まっている。今となっては珍しいキットになってしまったが、古いキットを作りながら、発売された時代背景などを回想するのもBB戦士の楽しみ方の1つであろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました