MOBILITY JOINT GUNDAM VOL.4レビュー ローゼンズール編
三つ又のクローと一体になっているメガ粒子砲をメイン兵装として、覚醒兵器を自在に操る異形の機体、ローゼンズール。初登場から「手心を加えるのは今回だけだ!」などと強気な言葉をつぶやき、複数のリゼルを相手に無双しているシーンは非常に印象的であった。そんなローゼンズールがSDというくくりでは実に10年ぶりに立体化を果たしました。
【機体データ】
形式番号:YAMS-132
機体名:ローゼン・ズール
パイロット:アンジェロ・ザウパー
登場作品:機動戦士ガンダムユニコーン
前回登場:ガシャポン戦士NEXT12
ローゼンズール
まずは素立ちポーズ。
ガシャポン戦士NEXTと比較すると圧倒的に塗装個所が少ないが、インコム射出ギミックを搭載していたり、おもちゃとしての機能を最優先した結果、このような仕様になったと予測される。
お腹のエンブレムが未塗装で、シールを使い再現することは残念ではあるが、パイプ部分は塗装されている。また、モノアイの可動ギミックも搭載されている。
メインカメラはこんな感じで動かす事が出来る。余談だが、このモノアイ可動ギミックはガシャポン戦士NEXTにも搭載されていた。
メガ粒子砲部分はしっかりモールドが入っており、特徴的な三つ又クローは若干角度を付ける事ができる。
異形の機体を再現するためにかなり無理な設計になってしまったみたいで、可動はモビリティジョイント史上ワーストと言って良いほど動きが悪い。可動は悪いが造形は良いので一長一短といったところだろうか。
オプションセット
オプションセットはバンシィ・ノルン用のものと一緒にパッケージになっている。
機体本体と比較するとオプションセットは値段は同じで明らかに軽いのでやや割高感はあるが、オプションセットがあれば遊びの幅が広がるのも確か。モビリティジョイントはプラモデルやフィギュアと言うよりは、可動ホビーとしての側面が強いので遊びに投資すると思えば悪くはない。
ローゼンズール用はシールド2種類、インコム射出エフェクト、そして台座。
インコム射出を再現する場合、重くてヘタるので台座で重さをカバーする。
簡易的な射出ではあるが、雰囲気は出ている。
エフェクトを詰めれば台座を使わなくても射出されたインコムを保持できる。
なお、覚醒兵器らしくインコムに角度を付ける事もできる。
3連装メガ粒子砲を内蔵するシールドは大振りに作られており見栄えが良い。
その気になればシールドも射出可能。射出と言うよりはシールドを敵に投げつけるような感じかな。
僕の戦争~My War~
それでは恒例のバトルポーズに入ります。
カタパルト、スタンバイ。ローゼンズール、発進シークエンスを開始。
ローゼンズール、アンジェロ・ザウパー、出る!
メガ粒子砲を構えるローゼンズール。
インコム射出!
シールドを構えるポーズ。攻防一体の武器は使い勝手が良さそう。
がっちり防御を固める感じ。
最後は複数のリゼル相手に戦うようなポーズ。やっぱり覚醒兵器を搭載する機体は複数の相手と戦闘するシーンが花形ですね。
まとめ
HG版やガシャポン戦士NEXTと比較をすると明らかに色不足で寂しいが、このサイズでインコム射出ギミックを搭載していたり遊びごたえがある。カプセルトイと違って機体のすべてがプラパーツで構成されているので、技術があれば塗装すると見栄えするだろう。モビリティジョイントは玩具としての側面が強いので、可動やギミックを楽しむ遊び方が王道だとは思うが、あえて見栄えと遊び、その両方を狙ってみるのも良いのではないでしょうか。
また、オプションセットのシールドは癖のない形になっているので、改造用にも向くでしょう。
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