アクアシューターズの魅力と共通仕様について

爆発的大ヒットとなったガシャポンクエストからアクアシューターズの存在を知ったと言う方は少なくないでしょう。今回は、アクアシューターズ初心者のために、1弾から買い集めている管理人がその魅力と共通仕様について徹底解説をしていきます。

アクアシューターズとは？

それではおさらいから始めます。
アクアシューターズはバンダイが発売している8センチフル可動フィギュアのカプセルトイ商品。2018年の1弾発売を皮切りに、徐々に人気を獲得していき2023年現在まで続くロングヒット商品となった。カプセルトイながら全身14か所もの可動域を再現し、様々なポーズを取らせることが可能。2弾頃までは「デスクトップアーミーでよくね？」なんて声も多々聞かれたが、少しずつ人気を拡大し、プレミアムバンダイではDXメイド長さん、ストリートガール、泉かのん等の高額商品を限定販売し大成功を収めている。

アクアシューターズは基本オリジナルの女の子だが、ラブライブサンシャイン、アイドルマスター、ガンダムビルドファイターズトライ、水星の魔女とのコラボレーションを成功させている。

アクアシューターズの組み立て方

それでは組み立て方法について説明します。組み立ては基本的に共通仕様となっており、一度覚えてしまうとそれほど苦戦せずに作る事が出来る。今回は8弾の野中りかちゃんを例に組んで行きます。

カプセルからパーツを取り出すと、これ本当にガチャガチャか？と思うほど大量のパーツが出てくる。最初は覚えるのが難しいと思うが、共通仕様なので数をこなせば組むスピードも速くなってくるだろう。

そして、これが完成したりかちゃん。

顔と髪の毛も共通規格となっており、複数集めて髪の毛を変更したりすることも出来る。

手首パーツは握りてと平手が付属する。これも全女の子共通。

広い可動域

可動域は両足首、両膝、両足、腰、両肩、両腕、両手首、顔の合計14か所。ややパーツが取れやすい欠点はあるが、これだけの可動域をカプセルトイ商品で再現しているのは本当に凄い。

「心臓を捧げよ！！」

特に腕の可動域が広く、肩に関節を仕込んでいるので腕を広げたりダイナミックなポーズを決める事ができる。

台座パーツを使ったカスタマイズ

アクアシューターズは武器セット以外には必ず台座が付属しています。デスクトップアーミーのような立派な台座ではないが、すべてに付属するのは嬉しい。

問題はそれほど良い台座ではないので、飾るのはこれが限界。しかし、台座本体よりも背中にとりつけるパーツの方が重要だったりします。

台座パーツには各所に3ミリ穴が設けられているので、このようにアニマギアでモビルスーツアンサンブルのパーツを使いデスクトップアーミー風に仕上げる事が可能。

3ミリ穴をうまく使えばちょっとした改造から完全なロボ娘まで、色々改造が楽しめるので、デスクトップアーミーのようにデバイスとして扱うのか、ロボ娘にするのか、遊び方はあなた次第と言ったところ。

旧BB戦士の武器が使える

バーサルナイトガンダム等の古いBB戦士を持っていれば、武器をアクアシューターズ用に転用することが可能です。この仕様はアクアシューターズ共通だが、ガシャポンクエストは持ち手の仕様が異なるのでこの裏技が使えない。もしガシャポンクエストでBB戦士の武器を持たせたい場合はアクアシューターズの手首を削って径を合わせると良いだろう。

ちなみに、旧BB戦士の武器はデスクトップアーミーにも転用が可能。という事は、デスクトップアーミーの武器をアクアシューターズに持たせることができる。これがデスクトップアーミーとアクアシューターズの唯一の共通仕様。

アクアシューターズの抱える3つの問題点

安くてコレクション性も高く、カスタマイズ要素まであり完璧商品に見えるアクアシューターズにも問題点はあります。当サイトはレビューブログなので、良い事ばかりではなく、良くない事もしっかり伝えていきます。

完全ブラインド商品

アクアシューターズは箱売り、カプセル売りの2つの販売経路があるが、どちらも買ってみるまで中身が分からないという完全ブラインド商品であるという事。とは言ってもカプセル版の方はモビルスーツアンサンブルと同じくカプセル色である程度の判別がつくが、1個500円商品なので10回回せば5000円。1つのみでなくてコンプリートするまでに万札が飛んだという事は珍しくもない話です。そうなってしまうとデスクトップアーミーをBOX買いした方が安かったという事にもなりかねない。

カプセル沼にハマるのが嫌な場合はおとなしくBOX版を購入すれば5000円でダブルコンプできるが、ここで問題になるのは消費税。5000円の商品を買えば500円税金を取られるので、カプセル版を買えば同じ金額で11個買えることになる。どちらが良いかはあなた次第。

フィギュアとして見ると安っぽさは否めない

こうして並んでみると、デスクトップアーミーは綺麗に塗装されている上に顔や髪の毛等、細部にこだわって作られているのが良くわかるが、アクアシューターズやガシャポンクエストはそこまでの細かさはない。

金額が違うという事が大きく響いてしまい、先輩商品であるデスクトップアーミーと並べるとどうしても見劣りしてしまう。

パーツが良く取れる

デスクトップアーミーは可動フィギュアであるという事をしっかり意識してパーツが取れにくいように設計されている事に対して、アクアシューターズは共通規格でパーツ分割をしているせいか、関節劣化が起こりやすく、ポーズを変えているとパーツが簡単に取れてしまう。関節問題はアクアシューターズの最大の弱点と言っても良い。

美少女フィギュア異種格闘技大会

それではバトルポーズに入ります。

赤コーナー、デスクトップアーミー代表、シルフィーⅡスプリング！

青コーナー、アクアシューターズ代表、野中りか！

「勝敗は武具の性能のみで決まらず、戦士の技量のみで決まらず、ただ結果のみが真実！」

「野中選手、鋭い槍の連続攻撃だー！それをすべて見切るスプリング選手も凄いぞ！」

「おっと、スプリング選手、回転してなんと、尻尾パンチだー！」
「強烈な尻尾パンチが野中選手の顔面に炸裂！歴戦の猛者、野中りか選手もスプリングの尻尾には気づかなかったか。」

「試合終了。勝者、スプリング選手。決まり手は尻尾パンチ！」

まとめ

アクアシューターズには様々な共通仕様があり、単なる女の子のフィギュアと言うだけではなく、デスクトップアーミーのように好きに改造したり、台座パーツをうまく使ってロボ娘っぽくしたり様々な遊び方があると分かっていただけたと思います。

8センチフィギュアの先輩であるデスクトップアーミーと組み合わせても面白いし、楽しみ方は無限大。とは言っても500円商品なので限界はあります。アクアシューターズが向く人は下記の通り。

【アクアシューターズをお勧めできる人】
・ガシャポンクエスト、デスクトップアーミーをすでに持っている人
・可動フィギュア初心者
・気軽にかつ安く可動フィギュアが欲しい人
・ミニチュアやジオラマが好きな人

デスクトップアーミーは安い商品でも2000円程度する上に一旦手を出すと沼る可能性が高いため、購入に踏み出せないという人も多い事でしょう。そんなあなたはアクアシューターズと言う第二の選択肢を選んでみてはいかがでしょうか？まずは手軽にガシャポンで買えるアクアシューターズから始めて、8センチフィギュアに慣れてきたらガシャポンクエスト、デスクトップアーミーへと興味を広げれば良いのです。

ただし、それを界隈では「底無し沼」とも言いますが・・・。