MOBILE SUIT ENSEMBLE 17弾レビュー ZZガンダム編
モビルスーツアンサンブル17弾のメインを飾るZZガンダム。
過去にはガシャポン戦士f06弾をはじめ、立体化に恵まれてきたZZガンダムだが、ついに決定版とも言うべきものが登場しました。そのあまりの大きさに1カプセルに収まりきれず、コアトップとコアベースに分割ラインナップされることで今回の収録が実現されました。2つに分割した事により、Gフォートレスをはじめ様々な戦闘形態が再現可能という通常弾ではありえないような豪華な内容となっています。
今回はその魅力を存分にお伝えするために大ボリュームでレビューしていきます。
【モビルスーツアンサンブル17弾ラインナップ】
・コアトップ
・コアベース
・ガンダムナドレ
・ヤクトドーガ(ギュネイ機)
・ヤクトドーガ(クェス機)
・武器セット
ZZガンダム
【機体データ】
形式番号:MSZ-010
機体名:ダブルゼータガンダム
パイロット:ジュドー・アーシタ
登場作品:機動戦士ガンダムZZ
前回登場:ガシャポン戦士f06
前提として、この姿のZZガンダムを作るためにはコアトップとコアベースの両方を入手しないといけない。理由としては、あまりの大きさに1カプセルに収まらなかったという事以外にも、合体分離ギミック等、色々な要素があるので2つに分割したと予測される。
2カプセル分使うだけあて、劇中同様非常に大きく作られており、とても豪華に見える。
コアトップ
それでは、コアトップから見ていきます。
通常の人型ではないので、製作にはやや苦戦するが、それほど複雑な形状ではないので公式サイトに掲載されている完成品を見ながら作ればそれほど難しくはない。
背部バーニアンもかなり大きい。
バーニアンには角度をつけることが出来る。
色分けも良好でかっこいい。お金が許すのであればコアトップ、コアベース、ZZガンダムをすべて別でディスプレイしたい。
組み立て方法
コアトップの組み立て方はややイレギュラーなので、公式サイトに詳しい作り方が掲載されているので、わからない場合はそちらを参照してください。
コアベース
続いてコアベース。コアトップと比較するとボリュームがある。
カプセルトイ商品で良くここまで再現できたものだ、と感心してしまう。
背部のバーニアンはとても大きく作られている。戦闘機などの支援兵器をオリジナルで作る場合の改造用としても重宝しそう。
上から見るとこんな感じ。やはりバーニアンが目立つ。
この大きさなら2分割されたとしても納得できる。
組み立て方法
コアベースはバックパックの作り方がやや面倒なので、公式サイトの組み立て方を見ながら作った方が無難。モビルスーツアンサンブル1弾から追っている管理人ですら苦戦した。
Gフォートレス
コアトップとコアベースが揃えばZZガンダム以外にもGフォートレスの再現が可能です。
まずはコアトップからコアファイターを分離し、翼も取り外す。
取り外したパーツはとても小さいので、無くさないように注意が必要。
コアベースと合体させればGフォートレスの完成。単純にはめ込むだけなので、簡単にこの形態を作ることが出来る。
航続距離とスピードが飛躍的に向上した巡航形態。2カプセル分だけあって、一気に大きくなった。
Gフォートレスも凄く出来が良いので、資金が許せばこの形で1つ保管しておきたい。アンサンブル17弾はいくらお金があっても足りない超絶沼弾ですね。
長さと大きさの両方がアップしている。
ZZガンダムだけではなく、Gフォートレスまで再現できたのはやはり2カプセルに分割した恩恵であろう。
ZZガンダムへの変形
いよいよZZガンダムへの変形を再現していきます。
まずはGフォートレスをこのように分割する。
バーニアンを外し足を突ければ下半身は完成。
上半身もバーニアンを外し、パーツの位置を調整すれば完成。
続いて上半身と下半身を合体させ、バックパックを取り付ける。
ダブルビームライフルはこのように砲身の位置を変え、付属の持ち手を付けて完成。
非常に大振りに作られているので、メイン装備となるダブルビームライフルを持たせても問題なく自立可能。
腕は少々バックパックに干渉するが、それほど邪魔にはならない。
武器セットの専用装備はハイパービームサーベルの刀身。あまりにも大きいので専用持ち手がついている。
さすがに専用持ち手を使わないと装備できないが、持たせても違和感はまるでない。
思った以上にがっちり保持できている。
ハイパービームサーベル抜刀ポーズもギリ取る事ができる。
武器セットを2つ入手すれば両方のハイパービームサーベルに刀身を付ける事も可能。
ZZガンダム、作戦開始!
それでは恒例のバトルポーズに入っていきます。
Gフォートレス、加速開始!!
前から見ると大きさが良くわかる。
設定通り、たくさんのバーニアンが確認できる。
大きさ、長さ、色分け共に完璧!
変形!ZZガンダム、出る!
「前に出て来るなら、やるしかない!」
ダブルビームライフルで射撃。
ハイパービームサーベル抜刀ポーズ。
ハイパービームサーベルの太さが完全再現されているのが嬉しい。
ZZガンダム本体がかなり大きいのでハイパービームサーベルも自然に持たせることが出来る。
ハイパービームサーベルを構えて突進するポーズ。
この大きさはやはり手に取って体感してもらいたい。
最後はモビルスーツアンサンブルらしく、Gフォートレスに乗るZZガンダムで締めたいと思います。コアトップ、コアベースは複数当たったとしてもこういう遊びが出来るのでダブりはむしろウェルカムだ。
アンサンブル17弾 ZZガンダムの凄いところ
〇2カプセル使っているだけあり、ボリュームが半端ない。
〇Gフォートレスなどの様々な戦闘形態が再現可能。
〇ハイパービームサーベルなどの武器がでかい。
〇色分け、可動、大きさ良好。モビルスーツアンサンブル全体を通しても最高レベルの名作。
アンサンブル17弾 ZZガンダムの残念なところ
残念ポイントは何も存在しないが、強いて言うならば過去弾ナンバーワンと言って良いほどのプレミア価格が付いており、新規参入者には購入ハードルがあまりにも高すぎる事。νガンダム、Hi-νガンダムの時もHWSへの換装が再現されたのでプレミア価格となったが、SP弾の登場によりある程度救済された。
17弾以降にモビルスーツアンサンブルを買い始めた新規参入者に対する救済として17.5弾を出してほしいところである。
まとめ
コアトップ、コアベースに分割された事で通常弾ではありえないレベルの大きさを誇るZZガンダム。ただ大きいだけではなく、Gフォートレスにすることもできるなど、様々な遊び要素があるのでモビルスーツアンサンブルの中でもトップクラスの名作に入ることは間違いない。また、バーニアンなどのパーツが大振りに作られているので、支援機系などのオリジナル機を作る時のパーツ取りとしても優秀。
このように、たくさんの要素を詰め込んだZZだが、発売後かなり早くに売り切れてしまったので現在はプレミア価格で取引されており、中古市場に出回る数も少ないので新規参入者には入手機会が少ない。しかし、カプセルトイ産業は円安の悪影響が大きいため、SP弾や再販を多めに行うと公式でアナウンスされているので、17.5弾の発売に期待したい。
中古品販売情報
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モビルスーツアンサンブル17弾の他の機体については下記を参照してください。
コメント
過去記事に失礼します。
思うにモビリティジョイントも、今回のようなボリュームある1体を2箱で完成、
と言う形にすれば、ボッタクリと言われないんじゃないかな、と思いました。
ちなみに、見た目を気にしなければ今回の物は余剰パーツが殆どでなさそうですね。
頭部もどうにかして、Gフォートレスに付けられる、かもとか思ってしまいました。
ちなみに過去に別のアンサンブルを購入した時、ガシャポン戦士フォルテのように
関節ポロリで集めるのを止めてしまったのですが、ZZの場合は動かしていて
やはり変形系特有の脆さみたいなものはあるのでしょうか。
モビリティジョイントは確かにEXパーツのボリューム不足はあると思います。円安問題もあるのであまり文句は言えませんね。
ZZは腰パーツが取れやすく、困ったものです。変形機構を再現しているので接着するわけにもいかないのですが、あまりガシガシ動かさないのであればそれほど気になる物ではありません。一番も問題は17.5弾をバンダイが飛ばしてしまった上に再販も近々には期待できないので入手しにくい事だと思います。ポロリ問題はあっても出来は良いので、入手の機会があれば手に入れて損はありません。