BB戦士No33 影忍者シャザク レビュー
最近のレビューは頑駄無軍団が続いたので、今回は敵チームである闇軍団のキャラクターのレビューをしていこうと思います。その名も影忍者シャザク!漢字では影忍者「射殺駆」と書く。SDガンダムシリーズは武者激闘頑駄無に代表されるように面白い言葉遊びというか、当て字を使ったキャラクターが多いが、影忍者射殺駆もその一人だろう。
【キット情報】
名前:影忍者シャザク(影忍者射殺駆)
BB戦士No:33
登場作品:SD戦国伝 武者七人衆編
モチーフ:シャア専用ザクⅡ
発売年:1989年7月
価格:300円
BB戦士No4、ザックンのリデコキットとなっており、ザックンに武器と頭部パーツのランナーを追加して影忍者シャザクを構成しているため、ザックンのパーツが丸ごと入っている。そのため、ザックンとして組むことも可能。
キャラクター紹介
【キャラクター紹介】
闇軍団の精鋭忍者であり、頭である殺駆頭直属の隠密部隊に所属するエリート。身体能力に優れ、平均的な忍者の3倍のスピードで動き回る事が出来る。
正真正銘のエリート忍者ではあるが、存在感が薄くコミックワールドでは頑駄無軍団の城に潜入する任務中何度か見つかりかけるも、影の薄さにより敵に気づかれることはなかった。本人はこの影の薄さを気にしている様子。
【家族】
不明
パッケージアート、ランナー紹介
まずは箱に描かれているパッケージアート。シャア専用ザクがモチーフではあるものの、忍者らしく黒を基調としたボディーがかっこいい。
BB戦士Noは33。発売された平成元年7月は消費税導入直後であり、バブル崩壊から回復していた日本経済にとどめを刺した暗い世相であった。
箱を開けるとこんな感じ。ザックンのランナーカラーは黒、追加ランナーは紺色。
ランナー総数はわずかに3枚。ザクバズーカにはスプリングギミックが搭載されているが、製造責任法の影響によりほとんど弾は飛ばず、発射ギミックはあってないようなもの。
敵の忍者という脇役ながら、資料はしっかり情報が書き込まれている。
説明書も非常に簡素。ザックンとして組めることも明記されている。
ポリキャップレスと言えば聞こえは良いが、実際はこの頃はポリキャップという概念が無く、足はほぼ固定で可動は無いに等しい。
影忍者射殺駆
完成した影忍者射殺駆がこちら。頭部パーツと腕の爪パーツが新造パーツだとすぐにわかるほど色が違う。
背中には武器をマウントするパーツが取り付けられている。
横から見ると忍者らしいフォルムをしている。
武器はオーソドックスな刀と斧。
刀を装備させてみるも、やや持ち手が緩い。
刀と斧の同時装備。
2つの武器は背中にマウント可能。
斧を持たせると一気にザク感が増す。
ザックンの頭部パーツも付属しているので、頭部を取り換えるだけでザックンを作る事も可能。
ザクバズーカがモチーフの大型バズーカ。あまりにも大きすぎて忍者にはやや合わない気がする。
当然ながら、シャザクにも持たせることが可能。
闇に潜む漆黒の忍び、射殺駆出陣!
それではバトルポーズに移ります。
「敵の本拠地へ到着。これより潜入任務を開始する。」
剣を抜く射殺駆。
影が薄い事を気にしているが、忍者としては超エリートで3倍の速さで敵を翻弄出来る。
「見せてもらおうか、頑駄無軍団のその実力とやらを!」
忍者なのでそんなに目立った事は言わないか。
高い身体能力を活かして両手に武器を持ち攻撃。
目標を砲撃する!
「目標捕捉!大筒発射!」
「目標達成。ミッションコンプリート。」
敵陣からひそかに離脱する射殺駆。
おまけ ガシャポンクエストやアニマギアとの連動
「お前ら俺より身長高いな。金額も200円高いけど。」
射殺駆の武器は3ミリ穴にピッタリはまるので、ガシャポンクエストのキャラクター達に無改造で持たせることが出来る。
ガシャポンクエストの武器は公式品以外では100均の武器ピックスなどで代用されることが多いが、本格的な武器が欲しい場合は射殺駆の武器を使っても良い。
改造なしにしっかり保持可能。
アニマギアも3ミリ武器を持つことが出来るので流用可能。
他キットとの連動はやや邪道ではあるが、こういう遊び方も子供時代を思い出すので楽しい。とは言っても昔はこんな立派なフィギュアではなくガン消しと呼ばれる消しゴムもどきしかなかったが。
まとめ
今回はProject of SDGs(Project of Super Deformed Gundams)から少し外れて闇軍団のエリート忍者である射殺駆のレビューでした。ザックンのリデコキット何でかなり古臭いが、この古さが若い方型にはエモいのではないでしょうか?
このキットが発売された激動の平成元年という時代に思いを馳せてみるのも面白いでしょう。また、管理人のように当時の少年たちはこのキットを改めて手にしてみて、当時の大切な思い出を振り返ってみるのも一興かと。
それでは、次回を待て。
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