アニマギアDE03レビュー キャンサイファー編
様々な動物をモチーフとしたロボットという売りで展開しているアニマギアに、何とカニ型ロボットが登場しました。エンペラーギアほどの派手さはないが、カニらしい平べったさを再現しており造形も優秀で個人的にもキャンサイファーは好きな機体。アニマギアDE03のレビューはキャンサイファーから始めていきます。
余談だが、友人がキャンサイファーを見た時「赤くないじゃん」と馬鹿な事を真顔で言っていたが、実は蟹はゆでることによりアスタキサンチンという物質に反応し赤くなる。アスタキサンチンを自然界で生成できるのは藻類に限定されるが、蟹が藻類を捕食する事により体内にアスタキサンチンが蓄積される。そのため、蟹はゆでると赤くなるという面白い現象が起きる。
花咲ガニや上海ガニ、ワタリガニ等、様々な種類の蟹が海には生息しているが、代表的な蟹は生きている時はキャンサイファーのような色をしている事が多い。例外として紅ズワイガニは名前の通り、生きている時から赤いことは良く知られている。
【アニマギアDE03弾ラインナップ】
コジロウ烈
クレイオード
クレイオードエンフォーサー
ゴクラウド
キャンサイファー
パッケージアート、説明書紹介
【機体データ】
形式番号:なし
モチーフ:蟹
機体名:アシッドキャンサイファー
愛称:キャンサイファー
砲塔が目立つため言われなければ蟹とは思わないだろうが、非常にかっこいい。
裏面には敵同士であるゴクラウドとの合体が描かれている。
今回は蟹モチーフという特殊な形状なので、ボーンフレームの組み方も極めて特殊。しっかり説明書を見ながら組んだ方が良さそうだ。
ボーンフレームは紅ズワイガニを思わせる赤、ニックカウルは黒。
別添パーツは足を接続する関節パーツのみ。
ボーンフレーム
ボーンフレームを組んでみるとこんな感じ。驚きの平べったさ!
横から見ると平べったさがさらに良くわかる。
蟹には骨格というものは存在しないのだが、そこは「蟹型」ロボットなので飲み込んでおこう。
ニックカウル装着 完成編
こちらがニックカウルを装着した姿。やはり砲塔が目立つが、平べったさは相変わらず。アニマギアは基本的に同じボーンフレームを使い組み合わせで様々な動物を再現しているのだが、極限まで平べったくすることで蟹をリアルに再現出来ているのは感心する。
正面から見るとハサミが目立つ。
ハサミは開くこともできる。写真では伝わりにくいが、ハサミを開閉する時はカチッ音が出る。地味なところでリアルに作り込んでいる所も高評価。
そして、一番の目玉である砲塔は角度をつける事ができる上に回転式となっている。
闇に潜む漆黒の狙撃手 アシッドキャンサイファー、攻撃開始!
それではバトルポーズに移ります。
砲塔は目立つものの、平べったいため身を隠しやすい。
「敵機捕捉。主砲照準!」
この無人機ような姿が非常にかっこいい。仮想無人機として遊ぶのも良い。
蟹ならではの機動力を活かし、砲撃後すぐに場所を変えるイメージ。
よりリアルな蟹に近づけるためには砲塔を外すだけで充分。
砲塔を外してこの向きで見るとしっかり蟹!
センサー部分が目になっている。
砲塔の向きや角度は自在に変える事が出来る。
発砲しながら移動するようなイメージ。
アニマギアDE03 キャンサイファーの凄いところ
〇驚きの平べったさ。
〇無人機のような外観。
〇砲塔が大きく肉抜きがない。
〇ハサミの開閉がリアル。
アニマギアDE03 キャンサイファーの残念なところ
×6本ある手足はどれもほとんど動かない。
まとめ
蟹という地味なモチーフでありながら、砲塔を付ける事に存在感を高めている珍しいアニギア。改造用パーツとして見ても優秀で、砲塔パーツは改造すれば手持ち兵器としても活用でき、ハサミパーツも使いやすい。
全体的には無人機のような外観をしているので、仮想無人機として遊びに取り入れたり、複数集めて拠点防衛用の自走砲のような扱いをする事も可能。平べったさが最大の売りになる逆転の発想は素晴らしいのでつい複数欲しくなるアニマギアである。
なお、アニマギアDE03は店頭にはもう売っていないが、Amazon等の通販にはまだまだ在庫がある様子。定価よりも安いので、欲しい場合は通販がおすすめです。
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